ガンの仲間、亜種ヒシクイが9月3日に俵橋の牧草地帯で5羽飛んでいくのを見かけ
ました。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 雁がやってきました ★
8月27日に網走の方で初観察され、斜里岳山系を超えて根室地方にやって来る
のは時間の問題、確かめたくて毎日空を気にしていました。
3日の早朝に見つけ、ひと安心。その後、早朝に起きれなくて確かめられず、
20日にようやく亜種ヒシクイをヤウシュベツ川の河口に見に出かけました。
日の出前の5時10分に川に到着すると、すでに先発らしき群れが頭の上を通過
して行きました。あわてて準備して風蓮湖を見渡すと、河口に広がる葦の陰か
らケルルル、ケルルルの声。半年ぶりのヒシクイの声がしてきました。
雲が覆っていて、空はまだ暗いのに葦の中で休んでいたヒシクイたちがどんどん
河口の水面に現れてきているざわめきです。声は共鳴して大きくなってきてい
ます。
14分に水面を蹴る音が轟いてきました。飛び立った群れが牧草地に向けて上昇
してきます。風蓮湖を右から左に移動して、私の方には来てくれません。林の
上を隊列を作り、次々に消えていきます。
おそらく近場の牧草地に降りて集まり、それから奥の方に行くのでしょう。
日の出が5時5分ごろだったようで、遅刻をしてしまい最初の飛び立ちに間に合
わなかったのが残念。
おそらく二陣の飛び立ちだと思います。その数は数えれなかったのを推測しても
500羽以上のヒシクイが飛び立ってきました。わずか3分ほどでしたが、わくわく
させられた一瞬でした。