窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

スズガモ、続々

2020-09-25 16:30:22 | 海鳥

9月の初めにスズガモの先発隊が姿を見せてから、少しずつ数が多くなってきて

いましたが、今週になりたくさんのスズガモが群れになり海上を飛んできます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

           ★ スズガモ、続々 ★

野付半島周辺は知床山脈の河川から流れ出てきた土砂が運ばれ、砂地の浅瀬が

広がります。浅瀬にはアサリやホッキ、アオヤギなどの二枚貝が多く生息し、

スズガモには絶好の餌場になっているのです。

ロシアの高緯度ツンドラ地帯や森林ツンドラ地帯にある沼の多い湿地帯で繁殖

していたスズガモが寒気に押されるように南下してきて、集まっています。

日本にやって来る海ガモの中では最も多くやって来るスズガモ。千島列島を南下

してきて一時休息するには野付湾や周辺の海は最高の中継地です。

海上に着水すると、さっそく潜り出し、アサリをたくさん食べています。採餌

する場所を変えながら移動して行きます。

ときどきやって来るオジロワシを警戒して、一斉に飛び上がり逃げていきます。

遠くから数えた数が1000羽ほどだと思っていると2000羽、3000羽のスズガモが

いたりします。海上のカウントはとっても難しく、正確な数を言い当てるには

飛び上がった群れを写真で連写し、後で拡大して数えるしかありません。

時期により1万羽、2万羽と増えてきます。

これから凍ってくるまでの期間しばらく逗留する個体がたくさんいます。



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