ヤマシギは春に渡ってくる渡り鳥。5月に入ると我が家の上を「チキィッ」「チキィッ」
と単発の声を出し飛んでくる鳥がヤマシギ。高音で切れがよく、遠くからよく聞こえ
ます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
◆ 夕暮れのヤマシギ ◆
鳴きだすのは決まって夕方。太陽が沈む20分前あたりから、林の上を飛び回り
ます。飛び方は悠長で、羽ばたきもゆっくりです。直線的に飛んできます。ふわ
ふわという感じでのんびりした飛び方です。
飛んでいるコースを見ていると決まったコースがあるのではないかと思えるほど
同じ場所をぐるぐる回っているように見えます。縄張りと決めた範囲を周遊して、
隣接したライバルの侵入を阻止しているように見えます。
渡ってきたころは、1羽ではなく、2、3羽が同時に飛び回っていることがあります。
これはオスがメスに求愛するフライングディスプレイです。メスにアピールしてさえ
ずり、引き付けてから追いかけるという行動がみられます。
北海道に来るまでヤマシギがこれほど身近な鳥だとは、思いもいませんでした。
鳴き声の主がヤマシギだと分かったとき、すごく感激しました。
中学の頃読んだビアンキの「森の新聞」に出てきたヤマシギの記事を思い出して
いました。ロシアの森に住むビアンキの父親が夕方、鉄砲を持ってヤマシギを
撃ちに行くシーン。夕飯のご馳走にヤマシギを捕って来るのです。
すばやく飛ぶシギをどうやって撃ち落とせるのか、いつも疑問に持っていました。
それが簡単に理解できたのです。
同じコースを飛んでくるので、待機して狙えるのです。腕が良ければ、確かに撃ち
落すことができるのです。ヤマシギの習性を理解して、ヤンシギが渡って来て、
フライングディスプレイを始めだすと打ちに出かけるのです。
おそらく1年で一番楽しい猟だったと思います。
さすが中標津ですね
中学の頃に読んだロシアの話の謎が、中標津で解決した時は、嬉しかったでしょうね
ヤマシギ、食べるとどんな味がするんでしょうか
体も大きいし、美味しそうなので、狙われるんですね