窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ミユビシギ 冬羽

2021-09-21 16:35:30 | シギ・チドリ

寒くなってきています。オオハクチョウやヒシクイが姿をみせ、数が増え始め

います。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

             ★ ミユビシギ ★

北極圏からの寒気が厳しくなってきているのです。根室海峡沿岸の最低気温が

10℃を切る日が多くなってきています。

いよいよ野付湾はカモやオオハクチョウ、コクガンでにぎやかになってきます。

彼らの好きなアマモが抜け始め、大量に外海に流れ出始めました。これから3

カ月多くのガンカモ類の食糧源になります。

流れアマモの上にミユビシギの群れが到着していました。北極海沿岸で繁殖して

いたミユビシギ。寒気に押し出されるように渡ってきました。

白くなったミユビシギは冬の使者。いよいよ寒くなってくるよ。


イソシギ

2021-09-18 18:42:01 | シギ・チドリ

秋になると茶志骨川の河口に現れるイソシギ。単独でいることが多いので見つけ

づらい。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

              ★ イソシギ ★

根室海峡に注ぐ河川の上流でイソシギは繁殖しています。毎年、河口で見られる

ので上流から河口にやって来る個体かな、と毎年考えます。

多くはないので渡りの途中で寄って行く個体かもしれません。警戒心が強く、

すぐに逃げていきます。


秋、散策、キタキツネ

2021-09-17 22:56:11 | キタキツネの生態
寒気団が降りてきて、寒さがじわじわと押し寄せてきてます。植物も成長を止
ました。冬に向けてたくさん食いだめをしなければなりません。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
           ★ 秋、散策、キタキツネ ★
 
キタキツネは草むらの中でネズミを狙い、徘徊をしています。ネズミたちは草
実をせっせと食べています。多くの子ネズミが誕生し、増えているはずです。
 
 
目の前をキタキツネが通過して行きます。人のことは気にならないらしい。
耳の外郭にダニが喰いついています。草むらを歩くキツネはダニの恰好の吸血
相手。
 
 
滅多に訪れることのないチャンスをものにしたダニ君。血をたっぷり吸うと
ころりと落ちて、大量のコダニを生みます。
 
 
寒くなると活動ができなくなる前の最後の吸血。キツネは気にすることなく
草むらの中でネズミ取りに集中します。
 

ヘラシギ

2021-09-16 20:55:40 | シギ・チドリ

7月から9月にかけてやって来るトウネンを観察していると数年に1度、おみや

を連れてくることがあります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

               ★ ヘラシギ ★

30羽、40羽の小さな群れを作るトウネン。アマモが現れる干潮時の干潟に集ま

てきます。その中にヘラシギというシギが紛れ込んでいることがあります。

私は「おみやげ」だと思っています。丹念にトウネンを見てきたご褒美です。

ヘラシギは珍しい。野付半島の干潟では数年に1度くらいしか出会えません。

本当は毎年来ているのかもしれませんが、出会いが無いのです。私には珍しい

のです。

トウネンに比べるとちょこっと白っぽい。でも紛れてしまうとほとんど分かり

ません。

嘴がシャモジみたいにぺしゃんこ。トウネンと区別するにはこれだけが頼り。

見つけ出すと、嬉しく興奮します。

せっかく見つけたのに、ウミネコが飛んできたせいでサッと飛び去って行きま

した。

残念。

 


ウズラシギ

2021-09-09 15:10:04 | シギ・チドリ

寒気団のせいでしょうか。どんどん寒くなってきています。この寒気に押し出

されるかのようにウズラシギが姿を見せました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

             ★ ウズラシギ ★

サンゴソウの鮮やかな赤がくすんでくる頃に、ウズラシギは姿を見せます。

確かにウズラに似ているが、こちらの方がスマートで、すっきりした姿をして

いる。野付半島にもウズラはいるが、めったに姿を見せることはない。このシ

ギもなかなか姿を見ることがむつかしいシギだ。

ロシア北東部のツンドラ地帯で繁殖するしている。かの地はすでにマイナスの

世界に入ったようだ。この寒気で慌てて渡って来たのかな。

20羽以上の群れでした。久々でした。