窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

流氷とコオリガモ

2022-02-21 21:12:59 | 海鳥

流氷とともにコオリガモがたくさん現れました。

根室海峡を流れていく流氷の周辺に集まるように、次々とコオリガモの群れが

現れます。

氷が岸寄りに寄ってくるとその周辺を10羽前後の群れが頻繁に行きかいます。

 


ハマシギ、氷明け

2022-02-20 14:43:29 | シギ・チドリ
立春が過ぎ、太陽の位置が高くなり、日の出が早くなり、日の入りが遅くなり
ました。もちろん日射しが強くなり、気温が上昇、それとともに砂浜の氷が消
えてきました。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
 
            ★ ハマシギ、氷明け ★
 
そこに越冬しているハマシギの群れがやってきます。
 
 
彼らは砂の中に棲息するゴカイを引きだして食べています。ゴカイは私が想像
する以上に密に生息しているようです。
 
 
小まめに砂の中に少し下向きにカーブしたくちばしを差し込み、ゴカイの頭を
挟み、引っぱります。すると長いイトノコのようゴカイが出てきます。
 
ゴカイは栄養価が高く、越冬するハマシギにはありがたい食べ物。
ときにはアサリの貝殻をこじ開け、中身を食べていますが、たまたまです。
 
 
ハマシギにとり砂浜は干潟以上に利用率が高いのです。
それを知っているハマシギの群れが越冬してるのかな。
 
シギたちにも群れごとに文化があります。知らない群れは南下して行きます。
 

4,5年ぶりかな?久々に流氷が接岸

2022-02-18 14:24:12 | 根室の風景

太陽の位置が高くなり、日射しが強くなった。夜中はマイナスの10℃以下に

なるが、日中は0度前後。暖かくなりました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

      ★ 4,5年ぶりかな?久々に流氷が接岸 ★

流氷とは海流に乗り流れゆく氷のこと。と私は理解しています。知床半島や国

後島、択捉島で堰き止められていたオホーツク海の流氷原。押しつぶされてば

らばらになったまま留まっていました。

太陽の強力な日射しで氷どうしの連結が緩みだし、そこに北寄りの強風が吹き

荒れたせいで、一挙に根室海峡になだれ込んできました。

普段は国後島に沿うように流れていくのですが、北風が標津湾に押しつけてく

れました。

野付半島の根元までびっしり流氷が押し付けられています。知床半島の方まで

流氷原ができています。

野付半島の先の方は海流に流されていく氷の塊がゆっくりと流れていきます。

毎日、出漁するホタテ船も姿がありません。静かな流氷原です。


滲みだし氷柱

2022-02-17 12:15:49 | 根室の風景
風蓮湖の真ん中に突き出た半島、槍昔。ここは火山灰が堆積し、削られて
できた半島。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ 滲みだし氷柱 ★
 
高さは30mはあるでしょうか。普段は船でしかいけない崖の下に行って
みました。
 
 
風蓮川の河口の林に車をおいて、半島の先の方まで10㎞は歩きました。
普段は歩けない氷の上を。氷の厚さは30㎝以上、車で走ってもよかったの
ですが、氷の上を歩く体験をしてほしかったのです。
 
 
関西から来た友人たち、三百六十度の視界が開けた風蓮湖の湖面をワイワイ、
がやがやおしゃべりしながら目指しました。
 
 
◆ 近づくと何層にも堆積した地層が見えてきて、水の通りにくい地層から
地下水が染み出ています。
 
 
それが凍り、大きなツララ氷の柱になり見事な滝様の景観を作り出していま
した。