窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

滲みだし氷柱

2022-02-17 12:15:27 | 根室の風景
風蓮湖の真ん中に突き出た半島、槍昔。ここは火山灰が堆積し、削られて
できた半島。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ 滲みだし氷柱 ★
 
高さは30mはあるでしょうか。普段は船でしかいけない崖の下に行って
みました。
 
 
風蓮川の河口の林に車をおいて、半島の先の方まで10㎞は歩きました。
普段は歩けない氷の上を。氷の厚さは30㎝以上、車で走ってもよかったの
ですが、氷の上を歩く体験をしてほしかったのです。
 
 
関西から来た友人たち、三百六十度の視界が開けた風蓮湖の湖面をワイワイ、
がやがやおしゃべりしながら目指しました。
 
 
◆ 近づくと何層にも堆積した地層が見えてきて、水の通りにくい地層から
地下水が染み出ています。
 
 
それが凍り、大きなツララ氷の柱になり見事な滝様の景観を作り出していま
した。
 

 


ヤマゲラ

2022-02-14 18:11:50 | 山野の鳥

私が散歩しているタワラマップ川の河畔林に棲むヤマゲラ。このところ姿を

見つけることがまれになりました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

 

             ★ ヤマゲラ ★

環境の変化に敏感な鳥のようです。10年前は冬でも春でも姿を見せていまし

た。

最近は真剣に探さないと見つけられません。。

谷間の上の方は家が建てられるようになり、上流の方へ棲家を移動させている

ようです。

コアカゲラも少なくなってきました。

 

以前はシマフクロウも生息していたようなのですが、それは50年以上前の話。

クマゲラもいましたが、今は全くいません。

冬になるとヤマセミが来ています。続いています。

ヤマゲラがいつかいなくなる気がします。


コミミズク参上

2022-02-12 18:59:54 | 山野の鳥
コミミズクが1羽だけ、広範囲に飛びまわっています。雪が少ないのでもっと
たくさんやってきそうなのに、見つけられません。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ コミミズク参上★
 
今季は内陸部も雪が少ないのでわざわざ海岸線まで移動しなくても生活できる
のかな。
 
 
ただ、野付半島では年々出現率が少なくなっているような気がします。
 
この個体、競争相手がいないせいか広範囲に飛びまわり、ひとところに留まる
ことが無いようです。
 
 
猛きん類も少ないので日中に関わらず、ふわふわと飛びまわっています。
海岸線に出てきて枯れ草を食べているエゾジカの上を徘徊しています。
 
 
彼らが前足で掘り起こす草場で動き回るエゾヤチネズミを狙って飛びこんでいる
風景は互助会的です。
 

 


雑魚目当てに氷上にやってくるオジロワシ

2022-02-09 19:57:55 | ワシのいる風景
網揚げで氷上に投げられる雑魚。味の良くないカワガレイやカジカなどの魚
はワシたちにとりありがたい食べ物です。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
最初に捕りに来るのは体の大きいオオワシ。次々に取り去られるとその後に
オジロワシがやってきます。
 
 
じっとオオワシが去るの待ち、その後にオジロワシがやってきます。
お腹が極端に減っているときは急襲する個体はいますが、周りを取り巻き
オオワシの様子をじっと伺い、辛抱強く待っているのです。
 
 
オオワシたちが少なくなるとオジロワシは飛び立ち、残りの魚を捕りに来ます。
 
 
時間はわずかにほとんどの魚が10分以内になくなります。見事な速さです。
 
彼らはわきまえているのです。