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窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

オオソリハシシギ

2023-08-24 18:41:39 | シギ・チドリ
北極海沿岸の湿地帯で繁殖するオオソリハシシギ。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ オオソリハシシギ ★
 
すっかり赤錆色が無くなり、灰色と黒色系の模様羽色の冬羽になった個体に
出会った。
 
 
普段は砂地の干潟で出会うことが多いが、砂嘴間の泥炭干潟に来ていた。
満潮のせいだ。
 
近くで見るオオソリハシシギは優雅だ。
軽く反った長い嘴を泥に刺し、大きなゴカイを引きだす。
 
 
ちょこまか動くトウネンやハマシギに比べるとゆったり、動きも品がある。
 
背筋が伸びている風で、動作だけでも引き込まれる。ついつい、見とれて
しまうシギだ。

 


アマモの草原

2023-08-20 20:09:44 | 根室の風景
アマモが生き生きとしてきた。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ アマモの草原 ★
 
葉が良く伸びて、引き潮になると水面がアマモだらけになる。
 
野付湾は見渡す限りアマモの草原だ。
 
イネ科と同じ単子葉類の草本。日本でも各地に分布するが、野付湾は日本最大
のアマモの生息地だ。
 
 
雌雄同株で多年生の顕花植物であり、胞子で増える藻類ではなく、海中に生える
種子植物なのだ。
 
アマモはオオハクチョウやコクガンが大好きで、北の繁殖地から渡って来る
ほとんどの個体が立ち寄る。ここでしばらく滞在し、体力をつけると本州の方へ
渡って行く。
 
 
すごく重要な中継地になっている。

 


もちろん、オジロワシも

2023-08-18 13:48:42 | ワシのいる風景

魚、喰うワシ。オジロワシがサクラマスに張り付いている。

おばんです。小太郎でごじゃります。

           ★ もちろん、オジロワシも ★

滝を縄張りの中に持つワシは、この時期だけは至福の時。

瀬に乗り上げているサクラマスが手軽に捕れる。

ため食いができないので、1匹を食べると、お腹が空くまで休憩するしかない。

海岸線だとたくさんのワシが集まって来るのに、ここは身内しか来ない。

親のワシと子供だと思える若いワシがいた。威嚇したり、攻撃したりしない

から親子に違いない。

遡上が続く限りは、安泰な餌場。


ジャンプ 溯上

2023-08-17 14:37:23 | 根室の風景

上流に上がるきっかけは激しい雨。増水なくして溯上なし。

おばんです。小太郎でごじゃります。

            ★ ジャンプ 溯上 ★

6月くらいから河口から上がってきていたサクラマス。

機は熟す的な感じで上流を目指す。

知床の川は急流で、途中に小さな滝が次々に現れる。

彼らはそこで足止めをくい、滝つぼの瀞に溜まる。

流量が少ないと登れない滝も、水量が増えると滝つぼからの助走が付けら

れる。

そしてジャンプが始まる。繰り返し、何度でも登るまでは挑戦する。


サクラマスを狙う

2023-08-16 18:04:49 | キタキツネの生態
雨が降った。夜間に通り雨的に一時、激しく降った。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ サクラマスを狙う ★
 
水量が少なくなっていた川が増水。これはチャンスだと思い、暴れ川に出か
けた。
 
上流に上りたいのに登れないサクラマスが滝の下の瀞に集まって来ていた。
 
 
激しく流れ落ちる瀬のところに背びれや尾びれを出したサクラマスがたくさん。
 
 
岸辺にはキタキツネが。うろうろしながら捕まえるチャンスを狙っている。
 
真剣な顔つき。つい頑張れと声を掛けたくなる。