昨日、私達はコツナギ橋登山口 − 椚田峠 − 仁田山岳(山頂) − 桐生岳(山頂)の経路を往復した。椚田峠下の移植地では数株のカッコソウが花を開き始めていた。そして、椚田峠から山頂までは、アカヤシオの花による彩りが美しかった。
椚田峠から仁田山岳へと急坂を登り始めると、アカヤシオの花がミツバツツジなどの新緑の奥で開いていた。例年、アカヤシオは周囲に新緑がほとんど見られないうちに花を開く。
登るにつれて、花の数が急激に増える。急坂登りで喘ぐ登山者(自分達)の背中を押すかのように。
このような構図の眺めに出会うと、私達の足はついつい止まる。
仁田山岳に至るルートにおいて、花の彩りは実に柔らかい。
仁田山岳での彩りから(桐生岳から眺める)。
彩りは昨年と同等もしくは幾分かそれ以上である。
アカヤシオとマツの組み合わせ。
山頂(桐生岳にて)
背景は鳴神山から吾妻山(480 m)に至る山波である。
山頂のシンボルとなっている株の花
蕾の第一陣は降霜によってダメージを受けたが、第二陣はそのことを補うかのように開花している。
山頂から数歩下りると、花の絨毯が眼前に広がる。
4月23日12時頃から。晴れ、曇り、そして薄日。