桐生川沿いに生えているミツマタも花が見頃になってきた。花の群れの規模は小さいが、雰囲気が異なる群れは幾つかある。幾つかとしたのは、自分がその場所を知らない群れもあるらしいからだ。さて、昨日は夕刻に天候が回復したので、ミツマタの花を眺めるながら川沿いを歩いた。この二週間ほどの限定版として、渓流の音を聞きながら、花の香りに包まれてみたかった。
ミツマタの群れに近づくと、気分が和らぐような花の香りが漂ってきた。ミツマタの香りは同属のジンンチョウゲ(沈丁花)にくらべて控えめである。
香りに包まれて、花にレンズを向ける。
香りと彩りのやわらかさを感じて。
ときには、変わりものに出会う。庭の沈丁花でも、このような花が数十分の一程度の確率で咲いた。
この場面では、背景として青空が欲しかった。
どの花に焦点を合わせたらと迷いそうになったが。タイムリミット(日没)が迫っていた。
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杉の伐採後に生まれた、小高い山での群生地では、花の色が濃くなってきた(桐生川沿いの県道にて)。
花の群れを、波のうねりに見立てて。
ミツマタで覆われたときは、ライトアップ (ジョーク!)。
杉林のなかに散見されるミツマタ(望遠で)。
撮影:4月7日午後5時頃。桐生市梅田町。
現在、当地の天候は曇りであり、周辺の山々は霧で覆われている(8日15時)
私は三椏の花を知ったのは近年のことで
うつむいているけどとても可愛い花だと知ったのは去年のことです。
嗅いでみようとは思いませんでした。
前回の抜けるような青空と三椏の写真にも感激したのですが
今は香りを知りたくてたまりませんσ(^^;)ワタシ
ひとつひとつの花にも、群落にも魅せられました。
コメントありがとうございます。
花の香りは甘酸っぱいなどと例えられることもありますが、
何か品位が感じられるようなものであると、わたくしは思います。
香りは多分100種類以上の成分によると聞いています。
香りよし色よし・・山肌を染めるミツマタは心軽くなります。
紙の原料なので私のふるさとはミツマタ多いのですがこれほどは・・ない。よいもの見せて頂きました。
コメントありがとうございます。「山肌を染めるミツマタ」との表現に感服しています。
高知の状況をお知らせいただきありがとうございます。実は、こちらでの群生に興味を持つようになりましてから、
他の区域でのミツマタの現状を知りたいと思っています。
こちらでの群生は、かつて製紙用として栽培されていたものがたまたま増えたことよるものです。
山間部の杉林に中にはミツマタが散見されますので、間伐などが進むにつれて、ミツマタの群生が新たに
生まれるのではと想像しています。山肌を染める景色がより魅力的になると期待しています。
kotsunagi567さんの、一面黄色という写真を
楽しみに待っていました。
これを見ると、私のミツマタ写真は恥ずかしくて
載せられません。載せなくてよかった。(笑)
ミツマタの色は濃くなってきました。
一面黄色との写真をお待ちいただいたとのこと、ありがとうございます。
こちらは、花を友とされているminoさんが撮られた写真をお待ちしています。
コメントありがとうございました。
当地においても、かつて和紙の原料としてミツマタが栽培されていました。その結果、数箇所に群生地が生まれています。このスポットはそれらの一つです。今月末頃には、群生地に花の香りが漂うことを期待しています。
ご訪問とコメントなど、ありがとうございました。