シコクカッコソウの花が朝日を浴びていた。その清楚な姿と質感は木漏れ日で際立っていた。ところで、シコクカッコソウ(四国カッコソウ)は、近くの山(鳴神山)の固有種であるカッコソウの変種とされている。
このものは二段咲きである。
花は、雌しべが短い短花柱花である。
シコクカッコソウは、四国の限られた地区に自生している絶滅危惧種である。ここでのカッコソウは、どのような経緯で、群馬で花を開いているのだろうか。園芸種であろうか。
花茎は白毛で覆われている。鳴神山のカッコソウでは、これほどまでに茎が白毛で覆われていない。そして、鳴神山で白花のカッコソウを、わたくしは見たことがない。
撮影、4月上旬。 EOS 6D、EF 100 mm F2.8L(Macro)。