今日は涼しい風が吹いているが、昨日は暑い日差しを浴びながらの散策を強いられた。当地の最高気温は33.4℃であった。気象庁HP、今日の全国観測値ランキングによると、昨日(5月11日)において、第一位は「山梨県甲州市(33.4℃、14時13分)、山梨県甲府市(33.4℃、14時29分)、群馬県桐生市(33.4℃、16時23分)(記載順)」であった。ちなみに、群馬県では、前橋市、伊勢崎市、高崎市が第十位以内にランクされた。
高い気温を反映して、市街地を囲む山並みの奥で、積乱雲が多く発生した。そして、沸き立つ積乱雲が、5月にしては珍しいほどまでに、夕日に染まった。
この景色を何と表現したらよいであろうか。「山が燃えているようだ」。これだけはご勘弁願いたい。かつて、市内の別の山並みにおいて、防災ヘリコプターや自衛隊ヘリコプターが出動しても、鎮火まで一週間以上を要した、大規模な山林火災があったからだ。
部分的に染まった雲はまるで生き物のようであった。このときは、散策路の近くで鳴くウグイスの声が、アンバランスであるよう聞こえた。
夕焼けが終わる頃にて。レンズ雲が生まれるかのようであった。
他方向にて。
ところで、朝は、透明な青空と帯状の白雲の組み合わせが天空の主役であった。午後に、積乱雲が発生しそうな予兆は見られなかった。
もしかすると、新型コロナウイルスの伝染力が、気温と湿度が高くなると減少するであろうか。日々、戦々恐々としている小心者(当方)としては、今夏の天候が以前にも増して高温・多湿になることを、止む得ず期待したくなる。
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撮影、5月11日、桐生市にて。