こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

天候が急に回復したときに現れた、鮮やかな虹、2021年2月

2021-02-16 | 

昨日、急に雨が小降りになり、日差しが近くの山並みを照らし出したとき、虹が山並みの上に現れた。青空になっている部分では見えなかったが、輪の両端付近での彩りは鮮やかであった。また、わたくしたちの視点から、広角パノラマで輪の両端を同時に撮ることができなかったほど、その虹は大きいものであった。

 

虹の右端(東方向)での光景。主虹と副虹が尾根の上に現れている。尾根の高さは250-300 mである。

尾根には、散策コース(金葛遊歩道、桐生市管理)がある。視点から右端の位置までは、徒歩にて約1時間である)。

 

虹を共に眺めてた家人からの注文「青空を入れたアングルで撮って!」を受けて(苦笑)。

 

 

左端(北東方向、車で20分以上かかる位置)での彩りも極めて鮮やかであり、主虹の内側が明るく輝いた。

輝きのパターンは、光の波が虹から発生しているようであった。

虹は、雨粒に当たった太陽光が屈折、反射、屈折されるときに、分光が起こるとして説明される。

内側での輝きは、太陽光が雨粒によって反射されるが、屈折されないためであろう。

撮影時、突風かと思われるほどの強い風が吹いていた(桐生市アメダスデータ、最大瞬間風速 16.8 m(北西)、午後4時43分)。

 

面白いことに、虹は蛇行しているように見える。

この現象は、さらに強い風が山並みの上で吹き、虹の源である雨滴が激しく動いていることを示している(私見)。

また、主虹の内側に薄い虹、過剰虹が写っている。

奥に写っている山頂の標高は1000-1100 mである。

 

雲が次第に去るときを待って。

 

東北東方向にて。虹と雲の組み合わせが、わたくしには印象的であった。

このとき、山並みは日陰に入っていた。

 

撮影、2月15日午後4時40分〜5時、桐生市にて。

 

この時間帯において、関東各地で、大きな虹が見られたと報道されている。

 

夕陽に染まる雲(虹が消えた後にて、午後5時半頃)