透明な空で輝く満月は晩秋ならではの情景である。20日では、月齢13.7の明るい月(望は23時57分)とそれによる月光彩雲が自分にとっていつまでも眺めていたいほど印象的であった。
ところどころに浮かび流れる雲が月に近づくと、直ちに彩雲が現れた(19時頃)。
彩雲美術とのジャンルはあるだろうか。
自発光体でない月が雲を彩るほどまで輝く場面は、気象条件に依存する偶然の賜物である。
この夜、日中は晴れわたっていた空に、厚くない雲がところどころに浮かび、月の方向に流れた(19時頃)。
*****
近くの尾根から昇る月を待って、18時頃(月の出は17時4分(群馬))。
歩き慣れたスポットから昇る姿にレンズを向けていると、月がごく間近な天体であるような感覚に自分は陥る。
尾根から昇り終わった満月
明るい月が尾根から次第に離れる。
*****
10月20日、撮影時のホワイトバランスは太陽光。