《深刻化する被災地のシングルマザーの貧困と孤独》
・・・自分が死んでいれば進学させられたのに
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/63894526.htmlより転載
東日本代震災の被災漁師が現地生の声をそのまま伝えます。復興が遅れは何故なのか、日本は変です・・?
「被災地から報告」ー震災から4年7日が月、更に難題は複雑化ー「子どもの格差が広がって行くことが、命の危険(自殺)にまでつながる」
【「復興政策」や「福祉政策」からこぼれ落ち、「貧困や差別」に苦しむ311東日本大震災の被災地のシングルマザーたちの厳しい現実。】(長文失礼)
《深刻化する被災地のシングルマザーの貧困》
復興政策や福祉政策からこぼれ落ち、貧困や差別に苦しむ311被災地のシングルマザーたちの厳しい現実です。
震災直後に出した国、県の支援策で、被災地のシングルマザーは何故か復興政策とか、福祉政策からこぼれ落ちていたんです。
岩手県陸前高田市を活動拠点とするマザーリンクジャパン代表、寝占理絵さんは、「経済的には震災で母子家庭になった人よりも、震災前から母子家庭の方が大変。震災で父親が亡くなった家庭には、あしなが育英会をはじめ、義援金、生命保険金が入ったケースも多いです。それに対し、震災で安定した職を失った母親も多く、3人の子供を持ちながら、3つのパートを掛け持ちしている人もいる」とその格差について言及しています。
僕が思うには、合わせて東北の田舎特有のおかしな伝統、偏見があります。
「母子家庭」「東北の伝統的村社会」「被災の影響」という三重苦から孤立しているのです。
「別れたご主人から養育費をもらっていたが、震災で亡くなってしまったのでそれも途絶えた。パートで月収10万円で、子供3人を抱え、貯金を取り崩すしかない人も。こういったお母さんの中には、震災で『自分が死ねばよかった』という人もいます。震災遺児家庭への支援が多過ぎるといっているわけではなく、震災以前から大変な家庭や、震災後に夫のDVが増えて離婚してしまった家庭にも支援が届いていないのが問題なのです」
また、見てると震災以降、元々不仲だった夫婦が、「これからどう生きていくのか?」などの意見の相違で離婚したり、夫のアルコール依存やパチンコ依存などのアデクションになったり、DVやうつ病などで離婚してシングルマザーになってるケースがあります。4年目に入り顕在化してる問題です。
「震災直後には、力を合わせて生きて行こう」と思ってる糸が、時間が経過して次第に意見などの相違で切れてしまうのです。
一見普通の仲のいい家族に見えても・・。
震災の後遺症は大きく、阪神淡路でも4年目からの被災地問題になっています。
震災では、国家、行政は完全に「シングルマザー支援策」を、忘れていたと僕は思います。助成金などによる支援が必要です。
震災直後で無策だった政府。僕もこのことにこれまで問題提起してこなった事を、非常に恥じて、悔やんでいます。考えてはいたんですが、つい自分のなりわいの事ばかりに目が行ってしまっていました。
今、とても反省しています。今になって大きな被災地の問題となっていますが、本当は先に心身障碍者と同じように、目が意金けばならない問題でした。
下の記事は、シングルマザーの支援を行っている
【NPO「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」(東京都千代田区)】からの記事です。
ここでは、国会議員や復興庁、厚生労働省の担当者も参加。現地で活動する団体からは、復興政策や福祉政策からこぼれ落ち、貧困や差別に苦しむシングルマザーたちの厳しい状況が報告していますが、なかなか現実はこの対策に動きません。
絶対に、国としての「被災地のシングルマザー」には、夫も仕事がなく養育費をもらっていないケースが沢山あります。
災害の特殊的な事情です国や県行政に助成金などによる支援が必要です。母子ともに、まともな食事もとれないでいるのですから・・。
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【3.11復興政策や福祉政策からこぼれ落ちる被災地のシングルマザーたち 悪化する「貧困」と「孤独」】
たとえば、岩手県沿岸部で高校生の息子と中学生の娘を育てている山内由香子さん(仮名、30代)。震災の1年前、夫の借金や金銭トラブルが原因で離婚していた。養育費も払ってもらえず、月収12、13万円の食品加工の仕事と児童扶養手当などでギリギリの生活をしていたところへ、震災が起こった。
山内さんはその時、自動車を運転していた。津波に流され、たまたま木にぶつかったので車外へ逃れて九死に一生を得た。家は無事だったものの、勤め先は流されていた。仕事も自動車も失ったにも関わらず、家が無事だったために「罹災証明書」はなく、義援金も受け取れなかった。
その上、山内さんの住む地域では、自動車がないと暮らしていけないため、流された自動車のローンが終わっていないのに、再び自動車を買わなければならなかった。もちろん、二重ローンに対する援助もなかった。現在は手取り14万円で、買いもの代行サービス業で働いているが、その仕事に就けるまでに何度か転職、月収4万円にまで落ちたこともあったという。
被災地では公的な交通機関が寸断、車社会にも関わらず、自動車の所有が資産と考えられてしまう。赤石さんは、「高校生の子供がいれば、アルバイトしてもらって収入にするよう言われて生活保護受給を断念したケースもあります。被災地では特別に生活保護ルールの緩和があればありがたい」と指摘した。
■震災遺児家庭と母子家庭の支援格差が浮き彫りに
報告会では、被災地でシングルマザーの支援を続けてきた団体からも報告があった。岩手県盛岡市の「インクルいわて」理事長、山屋理絵さんは、「一人親家庭の貧困と孤独は、震災後に悪化している」として、「男性並みに長時間働けば、子供と向き合えない。テレビに出てくるかっこいいシングルマザーの世界はない」と現状を語った。
「ワーキングプアという社会的な構造上の問題があっても、声を上げることができない人たちのために、その声を聞きながら模索してきた。一人親を一番、疲れさせているのが、差別と偏見のまなざし。『離婚したのは自己責任でしょ』という言葉がその人たちを傷つけ、一歩を阻んでいます」
また、岩手県陸前高田市を活動拠点とするマザーリンクジャパン代表、寝占理絵さんは、「経済的には震災で母子家庭になった人よりも、震災前から母子家庭の方が大変。震災で父親が亡くなった家庭には、あしなが育英会をはじめ、義援金、生命保険金が入ったケースも多いです。それに対し、震災で安定した職を失った母親も多く、3人の子供を持ちながら、3つのパートを掛け持ちしている人もいる」とその格差について言及した。
そうした家庭は、月収10万円以下、多くても12、13万円で、それ以上の収入を得ている家庭はほとんどないという。「自分のわがままで別れたんだからという批判をよく耳にするが、実際は、DVや父親が蒸発してしまった場合もある。自分のためではなく、子供の環境によくないと決心して別れている。震災前に離婚して頼っていた実家が津波に流されてしまい、自分と子供だけが残されたという家庭もあり、本当に不安を抱えている」
■「母子家庭」「東北の伝統的村社会」「被災の影響」という三重苦から孤立
また、寝占さんによると、陸前高田市ではそれまで、祖母の介護を担当していた母が震災で亡くなり、母親が働きながら育児と介護をしなければならないという「想像を絶するケース」もある。
「別れたご主人から養育費をもらっていたが、震災で亡くなってしまったのでそれも途絶えた。パートで月収10万円で、子供3人を抱え、貯金を取り崩すしかない人も。こういったお母さんの中には、震災で『自分が死ねばよかった』という人もいます。震災遺児家庭への支援が多過ぎるといっているわけではなく、震災以前から大変な家庭や、震災後に夫のDVが増えて離婚してしまった家庭にも支援が届いていないのが問題なのです」
宮城県からは、「災害子ども支援ネットワークみやぎ」(宮城県仙台市)の代表世話人、小林純子さんが、シングルマザーに必要な施策として、「被災地保育園の再建や代替制度」「一時預かりの充実」など育児支援の強化を訴えた。
宮城県北部で活動している「ウィメンズアイ」(宮城県登米市)の代表理事、石本めぐみさんは、宮城県北部のシングルマザー家庭は年収が著しく低い世帯が多く、「母子家庭」「東北の伝統的村社会」「被災の影響」という三重苦から孤立しがちな傾向を報告。震災から3年を経てもいまだ弱い立場にあるとした。夫からDVを受けて、離婚寸前のプレシングルマザーも多いことからも、貧困女性層へのサポートの必要性を指摘した。
■東北のシングルマザーへの支援には官民の協力が必要
集会に参加した復興庁の担当者は、「支援制度がある中で、偏見や差別が気になって使っていただけない状況があるということで、罹災証明書もなかなか出ずに制度の中から落ちている人をどうしたらいいのか。今後も関係省庁、自治体、被災地に心を置いている方々と連携しながら、難しい面はいろいろありますが、少しでも母子家庭、父子家庭の方に安心して生活できるように取り組みたい」と話した。
厚労省の担当者は、「一人親家庭の支援のあり方について、2013年5月から『ひとり親家庭への支援施策の在り方に関する専門委員会』が開かれ、中間まとめができた。これを踏まえて、母子及び寡婦福祉法の改正案を国会で審議いいただいている。父子家庭に対する支援の拡充や法律名や関係する部分をわかりやすくするといった内容です。平成26年度予算では相談窓口の強化、色々な施策が知られていないので、周知、広報啓発を行っていきたいという内容を盛り込んでいます」と説明した。
報告した団体からは、運営資金不足の窮状や「助成金などによって被災地の支援団体を育てていってほしい」といった声も聞かれた。しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石さんは、「東北の母子家庭になかなか施策が届いてない現状を協力してなんとかやっていきたい。子どもの格差が広がって行くことが、命の危険にまでつながる」と語った。