画像byゼント 日高FB憲法九条の会
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/177371/1より転載
首相への刺客
民進党新代表に山尾志桜里議員の仰天プラン
2016年3月17日
待機児童問題で母親らから署名を受け取る山尾議員(C)日刊ゲンダイ
党名だけは「民進党」と決まった野党新党。しかし、世論調査では、新党に「期待する」は31%、「期待しない」は57%と、国民の期待はまったく広がっていない。
このままでは7月の参院選は苦戦必至。そこで民主党内では、参院選の前に、選挙の顔になる、あっと驚く“新代表”を擁立するウルトラCが浮上している。
■岡田代表では夏の参院選は苦しい
新党名から「民主」の文字が消えたうえ、国民の支持も広がらないことで、民主党の若手中堅議員は、岡田執行部に対して不満タラタラだ。
「党名も綱領もロゴも変えるのなら、代表も代えるべきだ」「執行部は即刻辞任だ」「岡田代表では選挙に勝てない」と、岡田退陣を求める声が噴出している。
実際、岡田代表では、夏の参院選は苦しい。衆参ダブル選挙になったら、「民進党」は結党から3カ月で瓦解する恐れがある。自民党の伊達忠一参院幹事長にまで「党名より代表が代わることを心配していた」とバカにされる始末だ。民主党議員がこう言う。
「自民党に選挙で勝利するためには、岡田さんに代表を辞めてもらうしかない。本人は、参院選に負けたら責任を取る、と宣言していますが、負けてからでは遅い。一番いいのは、3月27日の結党大会の時、岡田代表に『私の責任は新党結成までだ』『代表を辞任したい』『皆さんで新しいリーダーを選んで欲しい』と語ってもらうことです。新しい顔を選ぶとなったら、新党に対する国民の期待も膨らむはずです」
いま、民主党議員が密かに期待しているのは、なんと、まだ当選2回の女性衆院議員、山尾志桜里(41)の代表就任だという。安住淳国対委員長代理あたりが、擁立に動いているという。
たしかに、山尾議員が新代表に就けば、「民進党」にブームが起きる可能性がある。なにしろ、衆院予算委員会に4回立ち、毎回、安倍首相をタジタジにさせている。「保育園問題」に火をつけたのも、山尾議員だ。
普段、野党議員に厳しい飯島勲内閣参与まで、「民主“救いの女神”山尾志桜里」と、最新号の「週刊文春」でベタ褒めしている。
「いま、安倍首相が一番嫌がっているのが、山尾さんです。まだ41歳、当選2回なのに、山尾さんは首相と対峙しても、まったく臆することがない。鋭い舌鋒で、安倍首相をたじろがせています。しかも、キャンキャン吠えるわけじゃない。一つ一つ事実を押さえながら、論理的に安倍首相のいい加減さを追及しています。さすがは、東大法卒の検事出身です。ミュージカル『アニー』の初代主役だけに華もあります」(政界関係者)
どうせ新党を結成するなら、「民進党」は、安倍首相が一番嫌がる議員をトップに就けた方がいいのではないか。