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自民元幹事長の野中氏 憲法改正に反対の考え示す
7月4日 21時57分
自民党の幹事長などを務めた野中広務氏は、東京都内で記者団に対し、安倍総理大臣が憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を示したことについて、「戦争を2度と起こしてはならない」と述べ、憲法改正に反対する考えを示しました。
安倍総理大臣は、憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を示し、改正項目として、憲法9条に自衛隊に関する条文を追加することなどを例示しています。
これに関連して、自民党の幹事長などを務めた野中広務氏は、東京都内で記者団に対し、「私のように、戦争に行って死なないで帰って来た人間にとって、再び戦争になるような道は歩むべきではないというのが信念だ。戦争を2度と起こしてはならない」と述べました。そのうえで、野中氏は「私に力はないが、私個人は憲法改正には反対だ」と述べました。
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自民 保岡氏 憲法改正案の年内取りまとめ目標に変わりなし
7月4日 17時36分
自民党の保岡憲法改正推進本部長は党本部で記者団に対し、東京都議会議員選挙での大敗が、今後の憲法改正論議に影響を与えるという認識を示す一方、党としての改正案を年内に取りまとめる目標に変わりはないことを強調しました。
憲法改正をめぐって、安倍総理大臣は先に2020年の施行を目指し、秋の臨時国会に自民党としての改正案を提出したいという考えを示しましたが、東京都議会議員選挙で自民党が大敗したことを受けて、党内からは慎重に対応すべきだという指摘も出ています。
これについて、自民党の保岡憲法改正推進本部長は記者団に対し、「都議会議員選挙の結果が憲法改正論議に影響を与えないとは言えず、いろいろと波風があるかもしれない」と指摘しました。
一方で、保岡氏は「われわれとしてはよい憲法改正を目指して、具体案を率先してまとめるという立場は変わらない。しっかりした議論をしながら、あるべき憲法論議を進めていく」と述べ、党としての改正案を年内に取りまとめる目標に変わりはないことを強調しました。