棚原 勝也さんFBより
沖縄戦から72年。20万以上の人の命が、
20万人以上の人生が、この島で最期を遂げた。
軍民混在となった戦争で一般の沖縄県民は
約9万人とも12万人とも言われる。
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そこには
今の私たちと同じように
平和を願う人がいて、
愛する家族がいて、
誰かに恋する若者がいて、
良き学校の友人がいた。
妊婦や、
生まれたばかりの赤ん坊や、
父や、母や、オジイや、オバア、
沖縄戦に従軍した外国人、
故郷を離れ従軍した日本兵、
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それぞれが
〝人生の終わり〟に
どんな景色を見たのだろう。
どんな匂いをかいだのだろう。
どんなにお腹がすいていたのだろう。
どんな言葉を発したのだろう。
どんな人がそばにいたのだろう。
どんな人がその死を見送ったのだろう。
どんな涙をながしたのだろう。
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どんな思いで死ななければ
ならなかったのだろう。
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誰が戦争を起こしたのか
なぜ戦争は起きたのか
なぜもっと早く終われなかったのか。
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「平和の礎」には〝生まれた証〟の
名さえ刻めなかった人がいる。
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最も戦争の悲惨を知る沖縄。
しかし、なぜ今も
沖縄は戦争の負担を
背負わされ続けるのだろう。
〝嫌だ〟と声をあげることを
許してくれないのだろう。
72年前、この島で
最期を遂げた人々の命に報いることは
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この島が
世界のどこよりも
平和の島になることなのに。
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