役場玄関先で町民や職員らに出迎えられ、笑顔をみせる籔内美和子町長
2月10日執行の美浜町長選で初当選した籔内美和子新町長(56)=浜ノ瀬=が、4日、初登庁。町民や職員らに拍手で出迎えられ、花束を受けた籔内町長は、明るい笑顔で応え、「強く」「優しく」「美しい」まち実現に向け努力しまい進することを誓った。
籔内町長は、小雨のぱらつくなか玄関先に集まった人々に「雨のなか大勢のみなさんにお集まりいただきありがとうございます。みなさんのご支持、ご支援のおかげで戻ってくることができました。職員とともにみなさんの声を十分にお聞きし、強く、優しく、美しい町を実現していきます」と感謝と決意を述べた。
町長応接室に集まった町幹部らには、まず中途退職し迷惑や心配、忙しい思いをさせてしまったことを詫び「この度の町長選挙で、多くの皆様からご支持、ご支援を頂戴し、役場に戻ってくることができました。改めて、ただいまと言わせてください。またみなさまと一緒に仕事ができること、大変うれしく光栄に思っております」と就任のあいさつ。
これから取り組むまちづくりについて「選挙期間中、町内全域を歩き、住民のみなさまの困りごと、暮らしづらさなど、たくさんのお声を聞いています。財政厳しいおり、全てのことを解決することは難しいと思いますが、職員のみなさまと協力し、知恵を絞って進めていきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。みなさまのお声にはしっかりとスピード感をもって回答していかねばと考えています」と述べ「職員のみなさまの責任を取ること、また守ることで私も本当のリーダーになれたら」とトップとしての覚悟を示した。あいさつや職場の協調など日頃からの心掛けを大事にするよう促し「『ご苦労様』ではなく『お疲れ様です』『ありがとうございます』と言える優しい町づくりを目指しています。私も何事にも努力してまい進していく所存ですので、職員のみなさまのお力をお貸し下さい」と続けた。
籔内町長は、初めて町長室の席について「わくわくもするし、大事な美浜町を預かるにあたり頑張っていかないとという気持ちでいっぱい。自分一人では何もできない。みなさんの協力あってこそ。みなさんに協力いただけるような体制づくりをしなければいけない」。スピード感を持って期待に応えるべく、選挙公約にも掲げた高校生までの医療費無料化の検討にさっそく着手し、職員とコミュニケーションを密に仕事のしやすい環境づくりに取り組むことを約束した。
副町長人事については「3月議会にも空席をつくらずやりたかったが、相手もいること」と、周囲と相談しながらできるだけ早く決定したいとの考えを示した。
籔内町長は4日と5日、周辺市町の首長や県にあいさつに出向き、県下初の女性首長として職務に就く。
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