11月のキャンピングカーイベント
御坊市は「わがまち魅力発信事業・GO!GOBOプロジェクト」で、平成31年度は「花」「宮子姫」「アウトドア&食」「紀州鉄道」の4チームが開発した体験プログラムを商品化し、プロモーション活動を展開する。国の地方創生交付金1260万円を活用し、6月までに商品化の内容を決め、7月からインターネット広告や旅行会社等への売り込みなどプロモーション活動を行う。あわせて県内外から協力サポーターを募り、市民らの参画者を増やすネットワーク拡大にも力を入れる。
着実に御坊に愛着を持つ人を増やそうと「100万人が1回来る御坊ではなく、1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに宮子姫、寺内町、観光農園、スターチス、紀州鉄道など観光資源を活用し、30年度に4チームがそれぞれの体験プログラムを開発。インターネットサイトで全国ユーザーの意見も取り入れ、先行体験イベントを実施。
アウトドア&食チームは、野口オートキャンプ場を「キャンピングカーの聖地」にしようと、フェイスブックで国内最大級のキャンピングカー倶楽部メンバーと連携し、昨年11月にキャンピングカーパラダイス御坊を開き、全国から30台60人が参加。寺内町散策やみかん狩り、地元食材の料理を出した御坊マルシェなどを楽しんだ。
宮子姫チームは、インバウンドの流れを引き寄せようと、外国人女性をターゲットに今年1月に先行体験イベントを行い、アメリカや中国などから18人が参加。宮子姫ゆかりの吉田八幡神社で宮子姫そばを食べ、美人王子の塩屋王子神社を参拝、全国一真生産量を誇るスターチスの髪飾りづくり体験、胡蝶蘭のアレンジメントを楽しんだ。
紀州鉄道チームは、沿線の商店街エリアや寺内町に新しい人の流れをつくり活性化を図ろうと、17日まで車内を昔懐かしい駄菓子やグッズで飾り付けし、ノスタルジーな空間を演出する「紀州鉄道駄菓子列車」を運行し、関連イベントも実施。土曜日、日曜日は車内にカウンターを設け、駄菓子を販売し、家族連れらの人気を集めている。
花チームは、23日に日高港に初寄港する国内最大客船「飛鳥Ⅱ」の乗船客を対象に花の体験コーナー「フラワードリームスペースinごぼう」を実施。スターチス、カスミソウ、ガーベラ、バラなどで彩った花回廊をつくり、ハーバリウム、オリジナルアクセサリー、フラワーアレンジメントの体験教室を行い「花のまち御坊」をPRする。
今後、4チームごとに商品化するプログラム、実施主体、ターゲット、協力パートナーなどを決め、7月から順次プロモーション活動を展開する。インターネット広告制作・掲載、ポスター・チラシ制作、プロジェクトの告知動画制作などを行い、商品をPRするほか、ふるさと納税返礼品への出品も検討する。
また、将来的なI・Uターンも見据え、プロジェクトに関わってくれる人を増やそうと、フェイスブックやインスタなどSNSを活用し、県内外からプロジェクトの協力サポーターを募るほか、地域住民の参画者も増やすなどネットワーク拡大に力を入れる。市企画課は「新たな人の流れをつくることで、まち全体が活性化するよう取り組んでいきたい」としている。
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