日航123便墜落の新事実

「日航１２３便墜落の新事実」青山透子　を読んだ。

忘れもしない1985年8月12日、日本航空123便羽田発大阪行きの
ジャンボ機が御巣鷹山に墜落し、乗客乗員524人中、520人が死亡
するという、悲惨な航空機事故。
事故の原因は、機体後部の圧力隔壁が破損し機体の操縦が不可
能になったことだとされた。
しかし、当時日航客室乗務員だった著者は、この「事故」に今なお
疑問を抱き、数々の目撃者の証言をもとに真相に迫っていく。
そして、今まで隠蔽されてきた問題が次々と明らかとなり、この事故が
「事件」である可能性を浮かび上がらせていく。
著者の大胆な仮説に異論のある読者もいると思うが、著者が死者の
無念胸に、真相に迫る執念に圧倒された。