『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』(多良美智子 著、すばる舎)
上記より抜粋し転載
著者は昭和9年(1934年)長崎県生まれ。8人きょうだいの7番目。戦死した長兄以外はみな姉妹。
早くに母を亡くし、父と姉たちに育てられる。小学生のとき戦争を体験、
終戦後はミッションスクールに通う。大家族だったため、ひとり暮らしを夢見て、高校を卒業後、大阪で就職。
27歳のとき、前妻を亡くし10歳の娘がいる9歳年上の男性と結婚。2男をもうける。
55年前、神奈川県の現在の団地に引っ越す。7年前に夫を見送り、以来ひとり暮らし。
87歳の今も、50年以上住む古い団地で、ひとり暮らしを続ける美智子さん。
長年かけて、居心地良く整えてきた部屋で、「最期まで過ごしたい」。
そのために、健康には気を遣い、毎朝6時からラジオ体操。朝食はプロテインやスムージー。
料理は簡単でも、お気に入りの器に盛って楽しむ。
ウォーキングで摘んだ草花を窓辺に飾って。読書や裁縫、映画鑑賞など、ひとりでできる趣味がたくさん…。
年をとり、できないことが増えるのは仕方ない。できることを大いに頑張り、楽しもう――。
そんな前向きな姿勢が、孫の撮るYouTube「Earthおばあちゃんねる」で大反響。あっという間に登録者数6万人に。
○夫が亡くなったとき、「自分もいつ死ぬかわからない。生きているうちは楽しくやろう」と思いました。
だから、ひとりになって寂しいではなく、ひとりの自由を満喫しようと考えることにしました。
○物事は良い方に考えるようにしています。人間関係も、嫌なことがあれば、それは他の人にしないようにしよう、
勉強になったと考えます。
○どんなことも、どうせやるなら嫌々ではなく、楽しんでやろうと思ってきました。だから、これまでの人生で、
嫌な思いをしたことがありません。「嫌だと思わない」ということでしょう。
○先のことはあまり考えません。どうにかなると思っています。実際にそうなってきました。
だから、今も将来を心配していません。「どうにかなるだろう」と。それよりも、今このときを楽しみたい。
日々前向きに。
高齢化社会を迎える日本では、一人暮らしの老人が増えている。本書は多くの高齢者、その家族に向けて
「ひとり老後の生活でも日々を楽しく、充実した暮らしが過ごせます」というメッセージが込められている。
これから老いと向き合うことになる多く人たちの励みになる。
上記より抜粋し転載
著者は昭和9年(1934年)長崎県生まれ。8人きょうだいの7番目。戦死した長兄以外はみな姉妹。
早くに母を亡くし、父と姉たちに育てられる。小学生のとき戦争を体験、
終戦後はミッションスクールに通う。大家族だったため、ひとり暮らしを夢見て、高校を卒業後、大阪で就職。
27歳のとき、前妻を亡くし10歳の娘がいる9歳年上の男性と結婚。2男をもうける。
55年前、神奈川県の現在の団地に引っ越す。7年前に夫を見送り、以来ひとり暮らし。
87歳の今も、50年以上住む古い団地で、ひとり暮らしを続ける美智子さん。
長年かけて、居心地良く整えてきた部屋で、「最期まで過ごしたい」。
そのために、健康には気を遣い、毎朝6時からラジオ体操。朝食はプロテインやスムージー。
料理は簡単でも、お気に入りの器に盛って楽しむ。
ウォーキングで摘んだ草花を窓辺に飾って。読書や裁縫、映画鑑賞など、ひとりでできる趣味がたくさん…。
年をとり、できないことが増えるのは仕方ない。できることを大いに頑張り、楽しもう――。
そんな前向きな姿勢が、孫の撮るYouTube「Earthおばあちゃんねる」で大反響。あっという間に登録者数6万人に。
○夫が亡くなったとき、「自分もいつ死ぬかわからない。生きているうちは楽しくやろう」と思いました。
だから、ひとりになって寂しいではなく、ひとりの自由を満喫しようと考えることにしました。
○物事は良い方に考えるようにしています。人間関係も、嫌なことがあれば、それは他の人にしないようにしよう、
勉強になったと考えます。
○どんなことも、どうせやるなら嫌々ではなく、楽しんでやろうと思ってきました。だから、これまでの人生で、
嫌な思いをしたことがありません。「嫌だと思わない」ということでしょう。
○先のことはあまり考えません。どうにかなると思っています。実際にそうなってきました。
だから、今も将来を心配していません。「どうにかなるだろう」と。それよりも、今このときを楽しみたい。
日々前向きに。
高齢化社会を迎える日本では、一人暮らしの老人が増えている。本書は多くの高齢者、その家族に向けて
「ひとり老後の生活でも日々を楽しく、充実した暮らしが過ごせます」というメッセージが込められている。
これから老いと向き合うことになる多く人たちの励みになる。