天然さんいらっしゃ～い

まずはぽん母の話
高校２年の時デパートの大食堂でウェートレスのアルバイトをしました。
ある日若い女性の出した食券はミルク。コーヒーや紅茶だとアイスやホットの表示がありますが、ミルクはたまにしか出ないのでその場で確認しなければなりません。
初めてのバイトで始めての確認作業、ぽん母マニュアルを思い浮かべて堂々と聞きました。
「お客様こちらのミルクは、ホットにしますか？ヒヤにしますか？」


ぽん母のおじいちゃん当時８０歳の話
叔母と３人で旅行に行きました。久しぶりの旅行が嬉しいおじいちゃん電車の座席に長時間じっと座ってるなんてできません。ローカル線の車内はガラガラ、好奇心旺盛なおじいちゃんはドアのところで外をながめたり、他の車両を覗いたりまるで子供のようにはしゃいでいました。
しかし８０歳ちょっと疲れも出てきてよろよろと席に戻ってきました。
「おじいちゃんパトロールご苦労さま。チョコ食べる？」
とアーモンドチョコの箱を差し出したら、嬉しそうに一粒つまんで口に入れました。
すると目をまん丸く見開きビックリした様子。喉にもつまったかと叔母とふたり焦ったのですが、そこでおじいちゃん
「最近のチョコはすごいな～中に種が入っとる」


友人の息子ズの話
友人の家には２歳違いの男の子の兄弟がいます。仲がいいくせにケンカも日常茶飯事です。
その日もいつものように些細なことから兄弟げんかが始まりましたが、友人も「また始まった」と言う感じで気にもとめてません。
小学生同士の口げんかでは、どうしてもボキャブラリーの少ない弟が不利です。
でも「兄ちゃんなんかにゃ負けないぞ！」と負けん気の強い弟は一歩も引きません。
徐々に白熱化する口げんか、とうとう弟が言いました。
「お前のかあちゃんでべそ！」
兄も負けてません。
「お前のかあちゃんアンポンタン！」

「お母さんはでべそでもアンポンタンでもありませ～ん！」
友人の怒りのゲンコで兄弟げんかは収束しました。


お・ま・け
ハンカチ王子を目指しましたが、ちょっと違うみたいです。




←ハンカチ王子への道は長そうです。