ヒールのトレーニングの合間にクレートトレーニングもしました。
これからトレーニングの休憩時はクレートで休むので、持参するようにいわれましたが、犬小屋ですら嫌がって入らなかったくうたですから、クレートに入るわけがないと持っていませんし、あえてクレートトレーニングもしたことありませんでした。
自動車に乗せるときだって、シートベルトをしていれば大丈夫だと思っていました。
しかしこの日説明をうけ、目からウロコのぽん母です。
たとえば自動車で万が一事故ってぽん母の意識のないとき、事故のショックでくうたはパニクり、助けに来た救急隊員や警察官に歯を向ける可能性は大です。歯を向けなくても、救助のさい何かの拍子に逃げ出すこともありえます。
でもクレートに入ってさえいれば、落ちつくまではクレートの中にいるんですから救助もスムーズです。
それといつ起こるかわからない自然災害があったとき、今のままではくうたを避難所に連れて行くなんてできません。
自治体にもよりますが、クレートの中でおとなしくしてられるワンコは、避難所の片隅に置いてもらうこともできるようです。
新潟の実家に帰ったときも、くうたの居場所はいつも自動車の中か、一階のガレージの隅です。クレートに入っていられるなら、玄関の廊下に置いてもらえるかもしれません。
そんなことを考え、クレートの購入を決意したぽん母です。
と言っても、ベランダの犬小屋にだって入って寝るのに2年以上かかったくうたです。そう易々とクレートになんて入ってくれません。
この日もオヤツやオモチャも効果なし。力づくで入れるわけにもいかず手こずっていたら、「お母さんも入って!」と先生から声がかかり、ぽん母入りました。
ぽん母が入ってると「母ちゃん何してるの?」と覗き込みはしますが、いざ入れようとすると激しく抵抗。
「いやだよ~」としっぽも下がりっぱなし。
くうたとの攻防でぽん母のメガネは曇ってずり落ちるし、帽子は脱げて髪もぐしゃぐしゃ。他人様には見せられないもの凄い状態です
「くうたおいで~」を繰り返していたら、先生から分けてもらったおいしそうなジャーキーにつられて、
体半分入ってきたので、そのまま奥まで押し込んで、ぽん母が出て扉を閉めたら一仕事終了です。
ところが外に出たいくうたを押し込みつつ、ぽん母だけが外に出るのは、マジックの脱出ショーか中国雑技団のよう。
ジタバタジタバタやりながら、どうにかこうにか扉を閉めたときにはぽん母疲労困憊
一方くうたは「ここから出して~~」とワンワン、キャンキャン、キューンキュン。
ちょっとおとなしくなったところでオヤツをあげたりして、クレートはいいとこ、ここに入れば安全で休めると印象付けたいところですが、時間がかかりそうです。
今回は借り物の大きなクレートだったので、ぽん母も入れましたが、くうたサイズのクレートを購入したあと、どうやって中に入れるか、いま最大の難問です。