
昨年も長崎が舞台の作品はありましたが、ペコロス以外はみんなハズレだつたので、今回は、かなり期待して見に行きました。
舞台は五島の小さな島ということで、青い海、コンビニなどない素朴な暮らし、洗濯物に、サビだらけの車が、アチコチに映っていました。カメラワークは、あの島がこんなに綺麗に撮れるんだーと、感心しきりです。
全般的に、普段から雑音の少ない離島にピッタリの、ピアノや合唱、夏の夕日と、これ以上ない背景を存分に活かしきった、青春ストーリーで、クールなガッキー先生の抑えも効き、不満の少ない作品でした。
ところで、ガッキーの演じる臨時講師が、なぜピアノを弾けないのか、いつ弾くのかが大きなテーマですが、結局大した原因ではないことと、ガッキー先生が離任の船を見送るのに、五島独特の紙テープがひとつも出てこないのは何故かな?とは思いました。
平成の二十四の瞳とならなかったのは、悪役が少なすぎたからでしょうか。そこだけが残念でした。
★★★と★半分という感じです。