久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

お十夜

2018年11月25日 | 日記
今日は25日。お念仏の日です。

毎月恒例の法要と法話会がありました。



今回は「お十夜法要」とし、いつもとは少し異なる法要を修しました。

お十夜とは、

『10月から11月にかけて全国の浄土宗寺院でひろく行われる 念仏会 (ねんぶつえ) です。「お十夜」「十夜法要」「十夜講」「十夜念仏」などともいい、正しくは、「十日 十夜 (じゅうや) 法要」といいます。もともとは陰暦の10月5日の夜から15日の朝まで、10日10夜にわたる 法会 (ほうえ) でした。

この法会は、浄土宗で最も大切な経典(きょうてん)の一つ『 無量寿経 (むりょうじゅきょう) 』の巻下に、 「この世において十日十夜の間善行を行うことは、仏の国で千年間善行をすることよりも尊い」と説かれていることによって、その教えを実践したもので、10日10夜にわたり 不断 (ふだん) 念仏を称えて 別時 (べつじ) の念仏を修し、阿弥陀さまのお慈悲に感謝する法要であります。

この法会が初めて営まれたのは、今から550年ほど前( 永享 (えいきょう) 年間) 、 伊勢守平貞経 (いせのかみたいらのさだつね) の弟 貞国 (さだくに) が、京都の天台宗の 真如堂 (しんにょどう) で修したのがその始まりとされています。その後、 明応 (めいおう) 4年(1495)に、現在浄土宗の大本山の一つになっている鎌倉光明寺の第九世 観誉祐崇上人 (かんよゆうそうしょうにん) が、後土御門(ごつちみかど)天皇に招かれ、宮中で、『 阿弥陀経 (あみだきょう) 』の講義をされ、さらに真如堂の僧といっしょに 引声 (いんぜい) 念仏を修し、 勅許 (ちょっきょ) を得て、光明寺で法要を行うようになりました。これが浄土宗でのお十夜の始まりで、今では浄土宗の大切な法要となっています。

お十夜は、お念仏の尊さを知り、感謝の気持ちを込めてこれをお 称 (とな) えする大切な法会です。今日ではその期間も10日間から5日、3日、あるいは1日と短縮されて行われていますが、この大切な念仏会に参加し、仏の国での千年の善行にも勝る善行を、ぜひ積んでいただきたいものです。』
以上、知恩院ホームページより。

↑楽させていただきました。


光明寺や真如堂のような本格的な内容はできませんが、法要中は表白を読み上げ、檀家さんも一緒に木魚を鳴らして長くお念仏を唱えました。


昨日の朝、久万は今季一番の冷え込みで大霜となり、メダカの鉢は氷が張りました。



慌てて、外にいるメダカ達をすべて室内の水槽に移し替えましたが、今日は打って変わって暖かく、檀家の皆さまもお出かけしやすかったのか、50人近くの方が法要に参加されました。

来月のクリスマスが今年最後のお念仏の会になります。皆さま、また来月もお出かけ下さい。
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