久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

涅槃会と桜と鹿児島

2024年03月27日 | 日記
お釈迦さまは旧暦2月15日に亡くなられたとされています。
法然寺では新暦3月15日に近い法話会の日に合わせて涅槃会をいとなみます。
昨年、修復していただいた釈迦涅槃図。



25日、定例の法話会で参加者の皆さんへ涅槃図をお披露目し、正安寺の老僧にその涅槃図の『絵解き(解説)』をしていただきました。




いつもと違う雰囲気で、お参りの皆様も真剣に法話を聞かれていました。ありがとうございました。




先週は雪が降ったり、今年は寒いお彼岸となりましたが、境内の枝垂れ桜がようやく咲き始めました。




この間、1年ぶりに鹿児島に行ってきました。



桜島を正面に鹿児島湾を一望できるスポット。鹿児島のご両親の家から近い、吉野公園からの眺めです。わずかに噴煙がたなびいています。いつ見ても雄大で美しい景色です。



鹿児島中央駅から『たまて箱列車』に乗り、温泉の街「指宿」へ。



鹿児島湾の海沿いを走る列車。車中からも桜島が見えます。



『たまて箱温泉』に入りながら眺める開聞岳は最高です。
お湯の色は赤褐色で舐めるとしょっぱい海水の温泉でした。


翌日は、日置市にある美山という場所を訪ねました。美山には古くから窯元や工房が点在し、鹿児島の伝統工芸品である薩摩焼の陶芸体験もありました。

こちらは人間国宝『沈壽官窯』。慶長三年より420年も続く窯元だそうです。貴重な歴史や自然に触れる旅でした。


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