千年万年過ぎたなら
ほまれもはじもあるもんか
心に残るは酒恋う心
飲み足らなくて泣けてくる
陶淵明の詩
(榊莫山著『莫山美学』より)
気がつけば、10月も末なのに、今月の掲示板をまだブログに載せていませんでした。
ある女性の檀家さんが「住職さん!今月の掲示板は私の為の言葉です!」とおっしゃっていました。(笑)
陶淵明は魏晋南北朝時代の中国の詩人。
そして「酒好き」では片付かないほどの大酒飲みだったようです。
この陶淵明の漢詩をこのように訳したのは、おなじく酒好き(特に焼酎のイメージ)の書家、榊莫山さんです。
無類の酒好きといえば。。
今、愛媛県美術館で開催されている「生誕200年 三輪田米山展」。
この書家、三輪田米山も酒豪で有名です。
米山は酔っぱらって千鳥足になりながら、どこか吹っ切れたような豪快な書を書いたようです。
余談ですが。
私のほうはというと、酒にはめちゃ弱いんです。。
でも、誉れも恥もあるもんか!今を楽しもう!という気持ちが共感できたので今月の言葉としました。
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