
私自身、一番写真を撮っているところが花の窟だと思う。
祭りも祭り前の地域の人の活動を含めいろんな写真を撮ってきた。
何度足を運んで撮っても新しい写真になるような気がしている。
真冬だが熊野はお日様が当たると暖かい。今日もそんな日でした。
写真は、お綱掛け神事の終わり頃で、支柱に160mのお綱が架かった後、氏子の皆さんで長い棒を使いお綱を松等の木の枝にかけていきます。
このお綱引きがおこなわれている間は、国道42号は通行止めとなり、20~30分ほど止まります。
写真は国道42号でのお綱掛けの様子を写したものと、海に向かって七里御浜を波打ち際近くまでお綱を引いているシーンです。
「くまどこ」でも書いたが、堤防の工事によって海岸の幅がとても短くなった。浸食の影響も出ているのだろうけど、私以外にも古くからこの浜を知る人が口を揃えて「海岸が狭くなった」と驚いていた。
砂利浜の石も粒が極端に小さくなり、砂利浜のイメージはなくなっていた。
ここ数年での急速な変化は、今後どうなっていくのだろうか?という心配が加速しているように思える。
波打ち際が国道のすぐ側にくるのが、思っているより遥かに早いかもしれない。
この祭りが日本書紀に書かれる時代からあるように、いつまでも変わらない世界に包まれて欲しいと願わずにはいられなかった。
熊野・熊野古道の情報は、「東紀州ほっとネット くまどこ」からどうぞ