NPO熊本ラグビースクール活動ブログ

熊本で活動しているNPO熊本ラグビースクールの活動日記です。

筑紫丘RCJr.交歓会戦評(小学5年)

2012年10月29日 | 戦評
皆様
管理人2号です。
今日2回目の投稿になります。1日1投稿が,理想なのですが,お知らせや4日の交流会,中学新人戦とニュースが続くので,お見逃しないよう。
さて,タイトルにありますように,5年生の戦評が夜のトライゲッターから届きました。

-------------------------------------------------
筑紫丘RCjr交流戦を終えて

第一試合 熊本0-筑紫丘53(T9G4)

第二試合 熊本14(T2G2)-筑紫丘29(T5G2)

昨年はあまり差の無かったチームとの対戦でしたが結果だけ見れば
惨敗と言わざる終えぬ試合でした。

たった一年の間に大きく差がついたとも思えますが、プレーについては随所に良いプレーも見受けられ試合内容としては、決して大きく見劣りするものでは無かったものと個人的には思っています。

これまでの試合と比較すると、特にディフェンス面においては個々人がきちんと体を当てて相手を止めにいく場面が増え、攻撃面においても見方に声を掛けゲインラインを突破しようとする姿も見受けられました。

見方によれば試合中の全ての場面で相手の方が僅かに上回っていたため、主導権を掴む事が出来ずにズルズルと差をつけられていってしまったとの感があります。モール、ラックにおける集散、ディフェンスラインの組み立てのスピード,ハーフからボールが出た時の反応、試合中のボイスetc

スキル面ではそう大きな差は無いと思われますので、練習でやっている事をどう試合で生かしていくかを子供たちが理解した上でプレーをして行けばもっとボールの支配率を上げ、有利な試合展開を行っていけるのではないかと思います

反省点はオフサイド、ハイタックル等の不用意なペナルティーが多いことルールを確りと理解し、勇気を持ってプレーをしてくれれば相手にチャンスを与える事も少なく成る訳ですから.....
それとトライの取り方がワンパターンになっている事大体、足の速い子がサイドを抜いて独走してトライがうちのパターン。コーチ陣からも試合中に指示が出てましたが味方を信じて全員でパスを回してトライするシーンをもっと見てみたい

ただ、以上の反省点は試合後のフィードバックでも子供達からもでており、彼らも自身の反省点は確りと理解している様です。;一つだけ、子供たちを褒めさせて貰えたら、その試合後のミーティングを子供たちに任せて行わせてみましたが、誰一人としてチームメイトを責める発言はせず、自己主張をする子も無く、全ての子供たちがチームを前提として前向きに反省点を語りあっていた事!普段は大人しく人前で意見を言わない子も活発に意見を述べていました

この試合の悔しさを糧にもっとみんなは強いチームを作っていけるはずです!

リザーブもいない9人だけで、普段とは違うポジションでプレーしなければならない子もいたり、とてもタフな環境でのゲームだったけど
みんな良く頑張った!

次は絶対に勝って笑顔を見せて下さい!

5年担当コーチ 清水 孝洋

-------------------------------------------------

清水コーチは,戦評デビューですが,温かいまなざしを感じさせてくれます。
自分たちでしっかり話し合うことができるというのは,大変すばらしいことです。個人の思いがチームの方向性に変わってくると自分たちがやるべき練習,個人でやれる練習がよく見えてきます。それがチームのスタイルです。これを自分たちで見つけられれば,最強のチームへと成長するそんな予感がします。

今日の名言
ほとんどの男子は,オフサイド
                                          

筑紫丘RCJr.戦評(小学4年)

2012年10月29日 | 戦評
皆様
管理人2号です。
日曜日の練習は中止になって残念でしたね。
先日の筑紫丘RCJr.交歓会の4年生の戦評が渡辺コーチから届いております。

--------------------------------------------------
16名参加
  スコア
 第1試合
      熊本    筑紫ヶ丘
   前半   0  -  9

   後半   1  -  5

   合計   1  -  14 
  
 第2試合
       熊本    筑紫ヶ丘
   前半   7  -  2

   後半   1  -  1

   合計   8  -  3

 雲一つない秋晴れの中、福岡大学さんのグラウンドを元気に走っていました。

 1試合目と2試合目で総入れ替えで臨んでみました。

 1試合目では、全体的に積極性が足りませんでした。最初のボールへの働きかけや、相手への体の寄せ、チームメイトへの指示、まったく出ていません。もっと意欲的に動いてもらいたいです。

 2試合目は、比較的ボールが動くゲームでした。パスをつないでトライまで行くプレーが幾つかありました。ボールを前に運ぼうという意識が高く、パスを受ける選手の声がよく出ていました。熊本も筑紫ヶ丘もよく走っていました。終盤はちょっとスタミナ切れになりました。走りこみ不足でしょう。

 2試合目では笛を吹かせてもらいましたが、試合中にラックのアンプレアブルの場面で選手から質問がありました。ラックにボールを持ち込んだチームの、反対のチームのスクラムからリスタートではないかとありました。競技規則には、第16条7項に「ラックの終了(スクラムへの移項)」とあり、「ラックの中のボールがアンプレアブルとなる直前に前進していたチームがボールを入れる」となっています。モールとラックでルールが混ざったのかもしれません。接点でのルールの解釈については、ケガやペナルティになりやすいので、しっかりと徹底して行きたいと思います。

 2試合を通して、組織的なディフェンスがあまり出来ていませんでした。タックルの、前の相手への体の寄せ方と、体の当て方は、練習でやっている事をもっと試合に出していきましょう。

 練習を試合のどの場面に生かしていくか、これは個人でそれぞれに考えてもらいたい部分です。自分たちで工夫をして、思い描いたラグビーをやっていってほしいと願います。

 試合後の食事は、お互いのチームが仲良く歓談していました。試合は全力で、終わったらノーサイドで仲良く、とても良い交流が出来たと思います。

 最後に、会場準備をしていただいた筑紫ヶ丘の保護者・コーチの方々、グラウンドを貸していただいた福岡大学の関係者各位に感謝申し上げます。

4年コーチ  渡辺
      了
--------------------------------------------------------

渡辺コーチの「練習を試合のどの場面で生かしていくか自分たちで考えてほしい」というのは、とても大切なことです。コーチたちは、一つの練習が、試合のどの場面で必要になってくるかを常に考えた組み立てをしています。
 スクール生には、練習と試合がつながる「あっ」を期待するのです。この練習は、試合のあのときあったなと思い出すだけで、練習と試合がつながってきます。そうすると練習の意味がどんどんわかってきます。もし、一つの練習が試合のどの場面につながるのかイメージできない人は、どんどんコーチに質問してください。
「わからない」→「コーチに聞く」→「理解していく」ができると、自分の思い描いたラグビーができると思います。


今日の名言
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥