日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学生ノート

(福)日本聴導犬協会付属・訓練士学校の学生によるブログです。

赤坂動物病院研修

2013-02-24 18:30:14 | 介助犬訓練

 皆様こんにちは。今回は日本聴導犬・介助犬訓練士学院第4期生卒業の奥嶋がブログを担当させていただきます。もうすぐ3月ということもあり、太陽が出ている晴れた日は暖かさを感じられるようになりました。

 私は2月14日から16日まで日本聴導犬協会の候補犬だけでなく、協会出身の聴導犬も検査や治療をしていただいている、東京の赤坂動物病院の研修に参加させていただきました。赤坂動物病院は日本でも最先端の動物医療をされており、多くの著名人のペットも診察している動物病院です。更に、院長の柴内裕子先生は協会の監事をされている信頼の厚い動物病院です。

 高校を卒業してすぐに学院に入学した私にとって動物医療は全くのド素人。こんな素人が高度な動物医療の現場に行ってもよいのかと不安を抱えながら参加しました。しかし、赤坂動物病院のスタッフの皆様はお忙しい中でありますのに、大変暖かく歓迎してくださり、私の質問にも丁寧に答えてくださいました。

  私が今回の研修で最も印象に残っていることは、どのわんちゃんにもねこちゃんにも変わらずにたくさんの愛情を注いておられた姿です。忙しい医療現場ですが、動物に対して笑顔で優しく接しておられた姿を見ることができ、私自身忙しさのあまりに愛情を忘れてしまうことがあったことを思い出し反省致しました。改めていつも愛情を持ち接することを忘れないようにしようと思いました。

 また、患者の飼い主様と話し合い、飼い主様が一番望んでおられる医療を提供するという信念です。人間の医療でも一方的に治療方法を提案し進められることがあると思います。しかし赤坂動物病院では飼い主様とペットがお互い幸せになれるように話し合い最良の医療を提供してくださいます。協会でも「耳の不自由な方のハッピーのお手伝い」として聴導犬を育成しております。聴導犬を育成する一番の目的を心に刻んでおかなければならないと感じました。

 

 さらに、協会のデモンストレーション犬であるあきちゃんの歯石除去の手術に立ち合わせていただきました。麻酔をかける場面から歯石除去まで全て見学させていただきました。普段では絶対に見ることができないリアルな現場を見学することができ、改めて日常のケアがいかに大切かを知ることができました。

  他にも本当にたくさんの貴重な経験をさせていただきました。候補犬たちに必要な日常のケアの方法や病気、応急手当の方法など身につけなければならないことを学ぶことができました。

 

 赤坂動物病院の院長柴内裕子先生を始めとするスタッフの皆様、今回は大変お世話になりました。この場をお借り致しましてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 

日本聴導犬・介助犬訓練士学院第4期生卒業

日本聴導犬協会スタッフ

奥嶋 千夏

◎あきちゃん入院中

◎あきちゃん麻酔でぐっすり眠っています

◎麻酔から覚めておはようあきちゃん

 

 

 

 

 

 

 


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