日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学生ノート

(福)日本聴導犬協会付属・訓練士学校の学生によるブログです。

25 ホテル研修~サービス業としての心得~

2009-05-14 01:36:49 | Weblog
 ホテルニューオータニ大阪で研修をさせて頂きました。
今回は協会犬「あきちゃん」と「せんちゃん」も一緒に宿泊。
「サービス業としての心得」について副支配人の大河先生にご教授いただきました。 心に残った講義の中のお話です・・・

「おもてなしの心『ホスピタリティー』は、サービス業に携わる者だけではなく、高校生や主婦・おじいちゃん・おばあちゃん・子供にいたるまで、その人の心の中にあるのです。何かしら特別なものではないし、マニュアルなどありません。100人の方に同じサービスをしても皆様が満足するわけではありません。相手の方のことを考えて行うのが『ホスピタリティー』なのです。」

 大河先生は、学院生にとても大切なことを教えて下さいました。

 聴導犬・介助犬訓練士は、ユーザーさんと補助犬の「ハッピー」を目指します。
しかし、その夢に向かって「全てに関して手助けをし、サービスする」ことがはたして『ホスピタリティー』でしょうか?

ユーザーさんにとって今何が必要なのか?
一人で課題に立ち向かうことなのか?
ここに関しては手助けをすべきではないか?
この部分はご自身で考えて学んで頂くべきこととではないのか?

お一人お一人のユーザーさんに真摯に向き合い、
何が必要で必要でないかをその幾度真剣に考えていくことの大切さ。
『ホスピタリティー』の奥深さそして難しさを改めて考えさせられました。

お忙しい中、貴重な機会を下さった大河先生、本当にありがとうございます。
学院生一同、日々精進していきたいと思います。

                          学院生 K.S

写真は、拝見させていただいた「ユニバーサルルーム」。
冷暖房のスイッチなども低めに設置され、完全バリアフリーのお部屋です。
手すりの色やデザインもお部屋全体の雰囲気を考えて作製。
誰でももう一度泊まりたいと感じる、心遣い溢れる素敵な内装でした。 


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