小田隆氏(成安造形大学准教授)を講師にお迎えした岐阜県博物館の人気講座です。親は見学で、抽選に当たった息子その1のみの参加です。受講生は大人と小学生がほぼ同数といった感じでしたが、いきなり用紙に描き始めるのではなく、解剖学的な説明をしていただいてからの実践です。2時間という時間があっという間に過ぎてしまいました。だいたいの流れは次のとおりです。
1)骨格のスケッチ:本講座では先生のスケッチを使わせていただいたので、省略。
2)骨格の転写:1)の用紙の裏を鉛筆で塗って表に返し、その下に画用紙を置いて上から骨格を薄くなぞります。
3)目と鼻、耳の位置の確認:スケッチ済みの紙を外すと画用紙に骨格が転写されているので各々の位置を確認します。
4)筋肉の位置を確認:頭骨を支える筋肉のつき方などを確認します。
5)現生動物の写真も参考に復元:先生が描かれた恐竜のほか鳥類やコモドオオトカゲなどの資料をいただきました。
で、できたのがこれ。
上唇部にご注目。歯を出すか出さないかでかなり印象が変わるのですが、恐竜の表皮と同様に唇部の形状も復元画の依頼者(=研究者、イベント主催者など)によって意見は分かれるようで、小田氏は同じ恐竜でも依頼内容によって描き分けていらっしゃるとか。今回いろいろ教えていただいた中で息子は「上唇で歯がほとんど隠れる」説を採用したようです。くらげびと的には上顎と下顎の接合部というか人間でいうとほっぺたに当たるところがどうなっているのか気になってしょうがないのですが、、、。これからはもっと気をつけて見てみようと思います。
ちなみに息子その1の感想は「まずは骨のスケッチができるようにならなきゃ!」。。。そのとおりですね。
参考:岐阜県博物館
小田隆氏公式サイト STUDIO D'ARTE CORVO
小田隆氏ツィッター 小田隆(@studiocolvo)