暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

箪笥

2018年02月17日 | 古民家

 結婚して女性が用意するものの一つとして「箪笥」は必ずあったようですが・・・

今では作り付けの収納が、場所を取らないからと・・新築の時には作ってあったり・・

後でクローゼットを増やしたりする事もあります。

場所を取る箪笥は、邪魔者扱いされて行ってしまう時代のような気がしますが・・・

昔の和箪笥では洋服を入れる箪笥だけでなく「水屋箪笥」・「階段箪笥」・「車箪笥」・「船箪笥」・・・

いろんな種類があって、基本はモノをしまっておく場所として使っていました。

江戸時代の頃から箪笥は普及してきたようなので、それ以前は荷物が極力少ない生活をしていて・・・

住む場所が狭い長屋だったり、火事があっても手持ちの物を持てば良かったり・・・

効率よく生活していたのですね。

地方色が出ている箪笥もあって、有名なのが「仙台箪笥」です・・・

金具や模様が凝っていて、重厚感がありますね・・・他にも「岩谷堂箪笥」・「加茂桐箪笥」・・・

骨董屋さんで取り扱っていたり、古いお宅の蔵に入ると・・・数竿しまってあるのを見かけます・・・

インテリアの一つとして考えても、和箪笥はどんな場面でも会うのかなと思います。

趣味の違いはありますが、古民家に置けば違いなくて・・・洋室でも、その存在感がなかなか良いですね。

歴史を刻んできたと言うことは、それだけ大きく受け止める技量・・・や・・おおらかさがあるのでしょうか・・・?

箪笥と同じく、住まいも使い続けられる、住み継がれる事が大事なのだと、あらためて思いますね。

 

 

 

 

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