暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

対話

2021年09月13日 | 古民家
 窓を通る風の香りが軽く思えた時・・・
聞こえる虫の声も・・・リリリと、語り掛ける言葉に聞こえてくれば・・・
サラサラと、変わらぬ日々が・・・音を頼りに変わって行く・・・。

和菓子屋さんでも・・・畳屋さんでも・・・
大工さんも左官屋さんも・・・
同じ仕事をしているようで・・・同じ道具でこしらえているようでも・・・
水分や・・・合わせる時間・・・加工する寸法まで・・・
その日の調子に合わせて、ほんの少しだけ変化している・・・
鳥も空を飛べば・・・季節によって飛び方も、飛ぶ場所も変えて・・・
カラリと落ちる落ち葉の時期も毎年違って・・・色合いも変わっている・・・

生きている自然を相手に、住まいを造れば・・・
マニュアル通りに組み立てる事は出来ず・・・少しづつ気を使いながら様子を伺いながら語りかけて行く・・・
毎日のお手入れをするのは・・・そんな住まいとの対話で・・・
体の健康を毎日気にするのと同じです・・・。
自然素材の住まいは・・・毎日が感じる事の繰り返しで、毎日忙しいけれど・・・
季節の言葉を感じられる、幸せな住まいだと思います。

コメント
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