暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2021年09月07日 | 古民家
 紙の上を這うように線が流れて・・・
何にか伝えようとしているのに・・・気付くことも出来ずにオロオロと・・・
母に尋ねると・・・いとも簡単に答えが見えて来た・・・
つながりの深さや多さで・・・見えて来るものまで違って来るのは・・・
愛情や・・・慈悲の心の強さなのだろうか・・・。

筆で書かれた達筆な文字は、毎日あきずに調べ物をしている人か・・・
その時代に生まれ・・・目にする文字が全部そうだった暮らしがなせる技・・・
右から読んでみたり・・・左から読み進めて見たり・・・
文化の育ちは時間とともに変化して・・・
知らない国の言葉のようにフワフワしている・・・。

言霊があるように・・・
魂が宿る音が文字があって、魂が宿るほど魅力的な形があれば・・・
全然上手ではないのに・・・やさしさや、ぬくもりを感じる文字もあり・・・
暴力的で激しい文字もあって・・・
小さな子供が、無意識に残す線には・・・大きな意味が詰まっている・・・。
家の中に残る落書きの数だけ・・・幸せがあり、やさしさの残る豊かな住まい・・・
杉の床板がすり減り・・・漆喰の壁が薄汚れている古民家ほど・・・
ぬくもりが育まれる・・・暮らし方なんだと思います。







コメント
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