暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

食育

2021年09月02日 | 古民家
 色とりどりの眩い世界が広がるのは・・・絵本やTVの世界の中だけで・・・
銀の器に、果物や料理が並ぶテーブルに・・・
ガラスの向こうに並ぶ、宝石のようなケーキ・・・
それが今では・・・自分の暮らしの中に並んでいる・・・。

自然の力と、人の力で育てられたお米や野菜は・・・
本当においしかったのだろうか・・・
人参もかぼちゃも品種改良された方がおいしいのかも・・・
でも、竈で炊かれた炊き立てのお米を知ってしまうと・・・
高級な炊飯器は霞んでしまうような気もする・・・。

赤青黄カンカンと・・・悲しい音で泣いている・・・
残少なくなった小さな飴は・・・大切にしていても減って行き・・・
宝物のような時間も、いつしか消えてしまう・・・。
ある映画で思い出すように・・・食べられない悲しみを知る世代が減る一方・・・
幼い世代が、悲しい暮らしを過ごす社会になっているようで・・・
目の前の豊さが・・・TVの前の幻想のように見えているのかもしれない・・・
古民家の食卓には・・・一汁一菜がよく似合う・・・
粗食に見えてもそのアチアチのご飯と、膨らんだ湯気を前に・・・
口の中では、自然とジワリ・・・喉がなってしまう。
食育・住育・・・すべてがそろう暮らしが古民家にはあるような気がします。



コメント
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