微笑ましくも、かしこまった顔で前を向いて・・・
あいそ笑顔もあれば・・・こわばった目尻に、緊張した体の重さが伝わって来そうな色褪せた写真・・・。
和洋折衷の、モダンな立ち姿の写真館には・・・
知られるはずもない・・・家族の暮らしが映し出されている・・・。
悲しい時代も楽しい時代も・・・暮らしの中には残される思い出があって・・・
多くは人知れず姿を消してきたのだけれど・・・誰もが世界とつながる社会になって・・・
孤独だけれど・・・一人じゃないと思える暮らしが生まれると・・・
人との関わりが煩わしく見過ごされてしまい・・・時間だけが過ぎてしまう・・・。
不自由だと思ってい他頃から、自由が手に入ったと思えるようになっても・・・
意外に自由が解らなくて・・・あの頃が良かったと無いものねだりをしてしまう・・・
古民家の暮らしは不便なことばかりで・・・
ライターがその時代、手に入ったら・・・
魔法だと言わんばかりに踊りだすかも・・・
それでも、不自由な暮らしから毎日前に進める時間を過ごすほうが・・・
意味ある毎日を送っているような気がします・・・。
家族や近所のおじさんやおばさん・・・従妹に幼馴染・・・
学校の先生や・・・たまにしか合わない隣町の親戚・・・
1枚の写真に2人よりも5人・・・10人よりも50人・・・
たくさんのかしこまった写真は・・・暮らしの豊かさを見ているような気がします。