あれこれと、理屈が浮かばない自然の怖さを受け止めていると・・・
天や神に祈りを捧げ・・・奇想天外な勘違いに、思い込みの悲しみで世界が廻る時間もあったようで・・・
思いもよらない暮らしぶりがそこかしこに散らばっていた・・・。
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曲がり屋に合掌造り・・・兜造りに中門造り・・・。
暑い場所、寒い場所・・・高い場所、低い場所・・・湿気の多い場所、乾燥した場所・・・
いろんな地域のいろんな環境で、住まいの造りは育てられて・・・いつのまにやら文化になる・・・。
たくさんの知識が押し寄せてくれば・・・器用に生まれ変わりながら、それも独自の文化になる・・・。
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どんなに時代が遠くなっても・・・暮らしは廻って元に戻らないと、住処は奪われ・・・
先人が積み上げて来た暮らしの糧を手放そうと・・・
自分の田んぼを自分で荒らすのは人だけで・・・作物だけに興味があるのは動物で・・・
この先も続く地域の繋がりを・・・手放しで喜びながら受け取る世代も少なく・・・
へんぴな場所で過ごす世代が笑いながら・・・未来に残せない住処には顔を背け・・・
今でも山の奥で、器用に暮らしている・・・。