舞い降りる結晶の姿が儚くて・・・寒々光る雪景色に、おひさまは暖かく降りて・・・
秋の模様を描きながら・・・冬支度は始まり、いつもより澄んだ空は淡く青く広がって行く・・・。
秋が寂しいと・・・冬は暖かくと思いながら、人の繋がりに温もりを求め・・・
人との関りに無頓着を通り過ぎた頃・・・地域に関心を装う想いに追い立てられ・・・
すごすごと表通りに出ようとしてみても・・・不器用な姿が右往左往している・・・。
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遠く離れて幾年も・・・振り返る事の無い年月にハタリと音がはじけてみて・・・
真逆の道をたどる人もソロソロと・・・文化を残す意味や、伝統を守る理屈が歩いて来るけれど・・・
特別でも無い普通が・・・何となく続いて来たのが暮らしの中に沁みついて・・・
いつのまにやら歴史や伝統と言われてみるけれど・・・地域で生まれる独自が文化になる・・・。
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古民家の住いに幾重にも重なる技術は・・・一つ所だけでは無い、地域の文化が混じり合い・・・
ガタガタと重なり繋がれて来て・・・今の暮らしがあれば・・・
この先も続く時間は積み木のように危なげに重なり合いながら・・・
積み上げられないと、この先の文化も守られないようにも思う・・・。
世界を相手に関わりを持てば・・・この先どんな暮らしが生まれるのかは想像できなくても・・・
伝統文化を大切に想い、誇りを持てるなら・・・自信をもって繋げる居場所造りは残されて行くような気がします。