暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

子供の世界

2019年10月26日 | 古民家

 ガキ大将たるもの・・・人望が無くては、その地位に立つことは出来ない・・・。

腕っ節が強いのは最低限・・・人として魅力が無くては、大勢の人を束ねる事も・・・

先頭を歩く事も出来ないのだろうと・・・思います・・・。

毎日近所の子供を集め・・・魅力的な悪戯や・・・ハラハラドキドキする遊びを考え・・・

尊敬のまなざしや・・・流石と思わせなければなりません・・・

漫画家の〇木 しげるさんは、そんな子供時代を過ごしたようで・・・

家業を継いだガキ大将・・・・会社の社長になったガキ大将・・・・

ドラマになるほど有名になった漫画家のガキ大将・・・・

ガキ大将は・・・とても偉大な人物だと言えます・・・。

本来・・・大工の棟梁ともなれば・・・住まい造りの一切を取り仕切り・・・・

無事に竣工するまで・・・各職人の工程や・・・それぞれの役割を円滑に進むよう・・・

全体を仕切る監督の役目を担っています・・・。

・・・法規に沿った図面を作成する設計士・・・それを管理する監督・・・第三者の検査機関・・・と・・・

社会の複雑な仕組みが分業を生んで・・・棟梁の仕事は大工の工事だけになってしまいましたが・・・

社寺仏閣に限って言えば・・・今でもその仕組みは残されているようです・・・。

少しヤンチャなくらいが・・・反骨精神で多少の苦労は乗り越え・・・

人を束ねる才覚はあって・・・現場の統率を取り・・・会社であれば・・・・

多くの社員を、掲げた目標や同じ方向に向かわせ・・・一致団結する力を持っています・・・。

皆が個々でやりたい事・・・やりたくない事・・・個人を尊重する社会の風潮で・・・

親の転勤や人に対して関心の薄い生活・・・地域のつながりが薄い社会では・・・

近所の子供と遊ぶ・・・年上、年下も関係なく・・・近所の仲間が集まって遊ぶ・・・

地域の繋がりは・・・大人だけでなく・・・子供の世界にも大きな影響を落としました・・・。

一人っ子・・・親戚同士の集まり・・・世代を超えた繋がりや・・・・経験が失われ・・・

身近な関係の人とも、つながりは少なくなり・・・・海外へ向けた関係は築けても・・・・

一番大切な・・・近しい関係は希薄となって・・・・

地域の文化が継承されず・・・大きくは、日本の文化が無くなって来ています・・・。

たかが子供の世界・・・と・・・思えても・・・心を造る大切な時期に・・・・

育まれるべき暮らしが・・・とても貧しいモノなってしまっているように想えます。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素材

2019年10月25日 | 古民家

 竹を使った生活用具はたくさんありますが・・・

この所、見かける機会も少なく・・・使っている場面に遭遇する機会も減っているかと思えば・・・

竹を薄く裂いて編み込んだ籠など・・・人気のある方の作品では・・・

数年待ちの人気商品となっていたり・・・

竹細工は・・・商売として成り立たなくなる中・・・

コーヒーのドリップとして作った商品が・・・人気沸騰した例もあるようです・・・。

懐かしい遊び道具で言えば・・・竹トンボや竹馬・・・生活の道具で言えば・・・箸や耳かき・・・竹串・・・

おにぎりを笹の葉っぱで包んだお弁当・・・富山の駅弁には器の一部で使われていたり・・・

建築で言えば・・・竹垣・・・土壁の下地竹小舞いなど・・・木材を使うのは当たり前として・・・

多くの竹が使われていました・・・。

竹と同じく・・・・

日本の木材も需要が減り・・・森は荒れて・・・保水力が失われた山は・・・・

土砂崩れや川の氾濫など・・・大きな災害の要因となってきました・・・。

竹垣に使われる竹で一般的なのは・・・真竹が多く・・・籠や竹ひごなどにも加工されます・・・。

食用にはほぼ・・・孟宗竹ですが・・・淡竹も真竹も食べられています・・。

成長が早い竹・・・消費される事で、竹林も整備され・・・健康的な竹が育ち・・・

素材が良ければ・・・艶もあり適度なしなりもある、質の良い製品が造られます・・・・。

杉やヒノキの森も同じように・・・伐採されない森には健康的な木々は育ちません・・・。

枝打ちされ・・・間引きされた森の中には・・・太陽をたくさん浴びた健康的な木々・・・

枝は土に還り・・・木の皮は垣根や瓦屋根の下地に使われ・・・

無駄にする所のない木材・・・・伐採後100年かけてその強度は増して来ます・・・。

循環する仕組みが止まって・・・悪循環のように生産者も減っています・・・。

教えを請う事が、かろうじて出来る今・・・

繋ぐべき技術を・・・伝えて行かなければいけないように想います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

声を聞く

2019年10月24日 | 古民家

 朝昼晩と・・・上下の激しい気温変化が続いていますが・・・

そろそろ、木枯らし1号が吹く季節になってきました・・・。

秋らしい日が続く余裕も無く・・・冬が来て・・・春の気配が感じられるかと思えば・・・

あっという間に夏が訪れ・・・

日本文化を表すような・・・曖昧な季節の挟間を楽しむ・・・四季の移ろいが薄らいでいます・・・。

高温多湿な日本の、夏を旨として・・・住まい造りは考えられて来ました・・・。

火事や地震・・・災害大国に暮らす者として・・・住まい造りに対する創意工夫は時代と共に変化し・・・。

この数十年の間に・・・耐震の基準や火災に対する町作りも大きく変わり・・・・・

感覚や経験で培って来た技術は・・・計算や解析で結論付けられ・・・

建物が建てられそうもない場所に・・・人が暮らすような場所では無い所にまで・・・・

人が棲み家を求めて・・・溢れかえるようになりました・・・。

暖かい部屋で・・・炬燵に入って食べる冷たいミカンや・・・アイスクリーム・・・・

とても美味しく頂いていますが・・・・

極寒の吹雪の中・・・家に入ればTシャツ1枚での暮らし・・・・

エアコン無しの暮らしをしなさいとは言えませんし・・・・

暖房の無い部屋で過ごせとも言えませんが・・・最低限の暮らしを考えても良いのかと思います・・・。

自然の声は小さく・・・気が付かなければ、あっという間に通り過ぎ・・・

でも・・・気付けば、その変化の大きさ・・・存在感に圧倒されてしまいます・・・。

雪景色・・・波打ち際・・・紅葉の山々・・・土を押しのけ芽吹く草花・・・

変哲もない1日でも、確実に変化して・・・・あっと言う間の1年であっても・・・・

365日分の変化は集大成になり・・・上下の激しい気温以上の変化と成長があります・・・。

真綿に包まれた住まいでは・・・成長の息吹も・・・

変わり行く自然の声も・・・聞こえてこないような気がしてしまいます。。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほどほど

2019年10月23日 | 古民家

 体に悪いと言われようとも・・・・すぐに死んでしまうので無ければ見て見ぬふり・・・

環境に影響があるからと・・・自分の暮らしが脅かされそうになっても・・・・

目の前の景色がすぐさま変わらなければ・・・まあいいや、と思ってしまう・・・。

喉元過ぎれば・・・なんとやら・・・同じ歴史の繰り返しはまだまだ続きそうです・・・。

森に住む人は・・・その日、自分が必要な分の狩りしかしません・・・。

取り過ぎれば・・・森から動物はいなくなり・・・植物は実らなくなります・・・。

自分だけでは無く・・・自分を取り巻く環境を考えて・・・それが普通の事としてとらえています・・・。

それは・・・動物も一緒で、ライオンやトラ・・・おなかが空いていなければ・・・

むやみな狩りはしません・・・蓄える術を持っていない・・・と言う考え方もありますが・・・

食物連鎖の上位にいたとしても・・・人のように節操のない行動をしないのは・・・

自分の無茶な行動が・・・そのまま自分に返ってくるのを・・・本能的に感じているのかも・・・。

頑張れば我が家を手に入れられる社会は・・・裕福なのか・・・

賃貸生活を一生続けた方が身軽なのか・・・以前ほど持家意識は少なくなった・・・

そう、思っていましたが・・・若い家族が建売や・・・

そこそこの新しい中古の住宅を購入する姿を見ていると・・・

実家には目を向けること無く・・・新しい自分だけの住まいを欲しているようです・・・。

長男が実家を継ぐ時代も過ぎて・・・兄弟が少なく・・・二男が家の家業を継ぐ場合もあるのですが・・・

やはり、空き家は増え続け・・・資源も、自然も破壊しての住まい作りは・・・

無秩序に食らいつくす・・・大繁殖したバッタや蟻のように見えます・・・。

自分の子供や孫・・・未来の子供達に向けて、今考えるべき事は・・・・?

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルーティン

2019年10月22日 | 古民家

 近眼・近視・・・老眼・・・・と、年を追うごとに老いを感じさせる部分と・・・

遺伝を恨んでしまう場面と・・・視力の衰えの苦労は今も昔も変わりなく・・・

眼鏡のおかげで生活は一変して・・・コンタクトの出現で、煩わしさから解放され・・・

おっかなびっくりレーシック治療で・・・限りなく快適に過ごせるようになる・・・・

目を酷使する現代社会とは違うので・・・目の悩みも少なかったかも知れませんが・・・

蠟燭や行燈の炎で生活していた環境を思えば・・・

歯がゆい暮らしの中・・・・・どんな気持ちで生活されていたのでしょうか・・・・?

慣れと言うモノは・・・良くも悪くも・・・考え方次第で・・・

人は環境に慣れるものです・・・。

適応・・・順応・・・無ければないなりにうまく考え工夫するのもですが・・・

便利さを知ってしまえば・・・・手間をかける苦労はしたがらないようで・・・

リッチな生活レベルを、庶民レベルの生活に落とす事が出来ないような感じです・・・。

キャンプやバーベキューが人気のようです・・・。

それが古民家の暮らしをしたい人につながる訳でも無いようで・・・・

最近のグランピングなる、上げ膳据え膳のような贅沢キャンプを求める人は・・・

普段の生活と変わらない範囲で・・・それなりに楽しく体験がしてみたいと思っているのかもしれません・・・。

毎日薪でお風呂を沸かしていた暮らし・・・・竈でご飯を炊いていた生活・・・

毎日キャンプ生活をしているようなものです・・・。

広い意味で・・・世界に依存した暮らしをしている社会の中・・・・

地元にあるモノだけで暮らす事が出来る地域はどれくらいあるのでしょうか・・・?

便利な世の中が当たり前すぎて・・・無くなる生活がある事を理解出来ない・・・

そんな世代になってきているように思います・・・。

仕事もそうですが・・・慣れた頃、お決まりになった頃・・・

そんな考え方が定着した時・・・一番危うい時なんだと想います・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする