暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

番外編 姫路城下材木町(兵庫県姫路市)

2020-03-13 22:37:38 | 古い町並み
見星寺一帯は材木町と呼ばれています。



この一帯に材木商が集まっていたそうです。



ここから、酒井家の墓所がある景福寺にむかって歩きます。

材木町は古い家屋が多く残っています。








関東ではこんな木の格子のある家なんて本当に見かけなくなりましたが、

姫路ではいまだに良く残されています。














外壁の何気ない意匠を発見するのも楽しいですね。









景福寺参道にたどり着きました。




番外編 高田稲荷神社、見星寺

2020-03-12 23:42:41 | 神社仏閣・その他
鷹匠町は姫路城の外堀沿いに展開していました。



大通り(書写街道)に出るとすぐに外堀と船場川があります。ここには市野橋門があったそうです。





ここで、姫路城内には戻らず、点在する段丘を目指して歩くことにしました。

そうも、姫路には段丘の下にはお寺があるという法則のようなものがある気がします。

書写街道を渡ると、高田稲荷神社という小さな神社がありました。



1つに見えた鳥居ですが近くによると4本ありました。



この近くには見星寺というお寺があります。

本多政朝が祖母の徳姫(見星院)の菩提を弔うために創建したものだそうです。

このお寺の入口には寛延2年大洪水流死菩提所碑という供養の地蔵があります。











正直、歩き疲れてきていますが、まだ歩きます。

番外編 鷹匠町(兵庫県姫路市)

2020-03-11 21:00:07 | 古い町並み
男山のふもとには、姫路藩の鷹匠が住んでいた地域があり、

鷹匠町と呼ばれています。







路地を歩いていると、雰囲気のある古い家が残っています。







さらに、細い路地に入ります。














お医者さんが多いのでしょうか。処方箋薬局が目立ちます。





町内掲示板には男山八幡宮のお祭りの告示が張られていました。

番外編 男山八幡宮、千姫天満宮、水尾神社(兵庫県姫路市)

2020-03-10 20:19:29 | 神社仏閣・その他
男山は姫路城の隣にある山です。

姫路城のある山を姫山と呼んでいる所から、男女一対の山だったのかもしれません。

男山は元々砦で、そうした匂いがプンプンしてくる場所です。

男山には男山八幡宮、千姫天満宮、水尾神社の三社が鎮座しております。

不動院から歩いたので男山の裏から登ることになりました。

男山の頂上まで登りました。

ここからの姫路城の眺望はすばらしいものがあります。





ここから山を下って男山八幡宮に入りました。

八幡宮の石鳥居は榊原政邦の寄進によります。





本殿は昭和62年放火によって焼失したそうです。



ここで、下山をしながら千姫天満宮、水尾(みお)神社に参拝しました。

千姫天満宮は千姫の信仰していた天神・菅原道真の木像を祀ったものです。



八幡宮から降りる長い階段です。



千姫天満宮の本殿です。







千姫天満宮の裏には不明の行者の祀った小祠がありました。

ここは整理対象になっているようです。石塔には男山行者神変大菩薩と書いてあります。














麓には水尾神社があります。水尾神社の歴史は565年までさかのぼるそうで、播磨国総社の元宮とされる、

由緒のある神社です。











水尾神社の前にはエノキとムクノキの合体木があります。

番外編 不動院:池田輝政公菩提寺(兵庫県姫路市)

2020-03-09 23:43:10 | 神社仏閣・その他
姫路城の天守閣を出て裏の方に鷺の清水という井戸があります。
















外堀の外側に大野川と船場川の合流点があります。

合流点におもしろいものがあります。これは大野川への逆流洪水を防ぐための棒出しだと思います。

コンクリートに直してもよいはずですが、それをしないところを見ると治水遺跡の一つなのだと思います。








棒出しの上のかかった橋は筋違橋という名前。言いえて妙です。






ここに寺院があります。

ここは池田輝政公の菩提寺、不動院です。








結構歩いたので、多少疲労があるのと下調べ不足で、男山八幡に行こうとしか決めていなかったので予定外の行動です。










池田公菩提寺にしては新しい感じがしましたが明治3年にこの地に移されたものだそうです。

石造物が豊富で、本堂背後の墓地内に多くがあるそうですが、今回は残念ながらそこまで気が回りませんでした。

ここから、延々と歩き回ることになるのです。