霞ヶ浦は日本第2位の広さを持つ湖として有名ですが、実は、海域とされています。
周囲には農地造成や治水を目的とした干拓地がかなりあります。
今回行った鷲神社は余郷入という、入り江の出口に突き出した小さな半島に残された小さな山の上に
ある小さな神社です。現在では余郷入は干拓されてしまいましたが、昔は、しょうゆ工場があり、
その荷を下ろす港があったそうです。
国道125号線を、美浦町の大山地区に向います。
下の写真は端山という地区です。ここは戦前はミカンの産地として知られ、
端山ミカンと呼ばれていました。
かなり、懐かしい感じの雑貨屋さんが健在です。
千葉・茨城でおなじみのマックスコーヒーがあります。
さて、霞ケ浦にでました。この辺りは大山地区で、釣りでは大きな鯉が狙えます。
余郷入の入り口には、稲荷の鼻という岬があります。
ここは、大山地区の神社に奉納するための御供田がありました。
現在では、葦原になっています。
以前は、ここも大鯉釣り場でしたが、現在では、1mを超えるアメリカナマズご棲息しています。
アメリカナマズは、鯉よりも力が強いので、狙うときには足場のしっかりしたところで釣りましょう。
湖内への転落事故が多いそうです。
この反対側が余郷入干拓地です。
広大な水田地帯になっています。
霞ヶ浦湖岸を南に走ると新高橋川という掘り込みの深い川があります。
その川沿いに、小高い山があり、そこに鷲神社があります。
端山地区と同様、この神社の南側にもミカンの木があったのですが、
夏場ではミカンの木がどれなのか全くわかりません。
タマムシが落ちていました。
岬に残された細い山の上に本殿があります。
境内には稲荷社もあります。
縁起に拘る説明なども特にありませんが、個人的にはミカン山の神社として訪ねたかったのです。
土浦市内に大きな鷲神社があるので、そこから分祀したものなのでしょう。