暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

前新田の地蔵尊御詠歌(熊谷市)

2018-11-20 19:25:25 | 神社仏閣・その他
熊谷市内の旧妻沼町永井太田地区前新田には古い地蔵尊が残っています。

この地蔵尊にはは御詠歌を奉納する行事があるそうで、「前新田の地蔵尊御詠歌」として、

熊谷市の無形民俗文化財に指定されています。




結構、車通りの多い県道276号沿いに地蔵堂があります。










この周辺は、昔懐かしい「とうかんや」なども続いております。

2018年08月13日

須賀津弁財天(茨城県稲敷市浮島)

2018-11-19 21:28:01 | 神社仏閣・その他
霞ヶ浦の東部、佐原の近くに浮島という地区があります。

ここは非常に古い歴史を持った地区で、和田岬という場所には景行天皇の巡行の遺跡、

さらには、水戸光圀の別荘があったとされています。

さて、この辺りは「水郷」の呼び名の通り、霞ケ浦の入り江が入り込み、島や洲がありました。

これらの地区が戦後干拓されました。

須賀津弁財天は、こうした干拓地上にあります。







須賀津弁財天は記念碑に刻まれている通り、再建されたものです。

ここの見所は、石造物です。

水の神である蛇体の石仏があって異彩を放っています。

水神好きの自分としてはぜひ写真に収めておきたかったものです。









本殿そのものは、度重なる水害のために荒廃したものを再建したもので、

現代建築そのものですが。






非常に変わった石仏だと思います。



鷲神社(茨城県美浦町)

2018-11-16 21:01:40 | 神社仏閣・その他
霞ヶ浦は日本第2位の広さを持つ湖として有名ですが、実は、海域とされています。

周囲には農地造成や治水を目的とした干拓地がかなりあります。

今回行った鷲神社は余郷入という、入り江の出口に突き出した小さな半島に残された小さな山の上に

ある小さな神社です。現在では余郷入は干拓されてしまいましたが、昔は、しょうゆ工場があり、

その荷を下ろす港があったそうです。


国道125号線を、美浦町の大山地区に向います。

下の写真は端山という地区です。ここは戦前はミカンの産地として知られ、

端山ミカンと呼ばれていました。



かなり、懐かしい感じの雑貨屋さんが健在です。



千葉・茨城でおなじみのマックスコーヒーがあります。




さて、霞ケ浦にでました。この辺りは大山地区で、釣りでは大きな鯉が狙えます。






余郷入の入り口には、稲荷の鼻という岬があります。

ここは、大山地区の神社に奉納するための御供田がありました。

現在では、葦原になっています。








以前は、ここも大鯉釣り場でしたが、現在では、1mを超えるアメリカナマズご棲息しています。

アメリカナマズは、鯉よりも力が強いので、狙うときには足場のしっかりしたところで釣りましょう。

湖内への転落事故が多いそうです。






この反対側が余郷入干拓地です。









広大な水田地帯になっています。

霞ヶ浦湖岸を南に走ると新高橋川という掘り込みの深い川があります。

その川沿いに、小高い山があり、そこに鷲神社があります。









端山地区と同様、この神社の南側にもミカンの木があったのですが、

夏場ではミカンの木がどれなのか全くわかりません。













タマムシが落ちていました。





岬に残された細い山の上に本殿があります。










境内には稲荷社もあります。



縁起に拘る説明なども特にありませんが、個人的にはミカン山の神社として訪ねたかったのです。

土浦市内に大きな鷲神社があるので、そこから分祀したものなのでしょう。




大生郷天満宮(茨城県常総市)③

2018-11-14 20:14:26 | 神社仏閣・その他
天満宮のある丘の周辺を見て見ましょう。

丘の背後に回ると、小さな山になっているのがわかります。



なるほど、たしかに島だったんですね。

天満宮のある小山の後ろにはもう一つの小山があり、沼地の名残の池が残されています。






背後の小山にも何か祀られているようですが・・・。

ここが菅原道真公の御廟所だったんですね。

ということは、これが天満宮の御神体ということに・・。



右側の道を登ると・・・。





大黒天が祀られていました。




石碑に従って左側に行きます。





ここが、道真公の御遺骨を納めている場所なのですね。





天満宮の小山に戻ります。








土俵が目の前に現れてゴールです。





この辺りは、平将門ゆかりの地でもあり、時間があったら関連遺跡についても調べてみたいと思います。

大生郷天満宮(茨城県常総市)②

2018-11-13 16:37:27 | 神社仏閣・その他
天満宮の本殿です。



境内には、親鸞上人礼拝の杉というのがあります。










これは、奉納相撲の土俵ですね。





解説の碑を見る限り、「お手植えの杉」の方が名前にふさわしいと思いますが。

この古木も台風によって、折られてしまったなんて・・・・。

ものすごいことですね。



残された茅の輪が、祭りの後の倦怠を感じさせます。

こういう感性は、ひと時代古いのかもしれませんが。

境内では、祭り関係の設備の撤収のための作業が続けられています。




庚申塔も残されています。