メギを眺めて少し登ると、赤城の成立史とでも言う案内板が
立っている。
道標が立っている。見ると黒檜山0.7kmと書かれていた。
大タルミから、まだ百メートルしか登ってない。
気をとりなおして階段を登っていく。
上を見上げると、笹原と樹林帯の境を登ってゆく登山者が
小さく見え隠れしていた。(白黒の点に見えるのが登山者)
左後方を見ると、アンテナ鉄塔の建つ地蔵岳が樹林の上に
見えている。
そして真後ろには、日陰の黒々とした駒ヶ岳が見えていた
右の谷の方向は相変わらず雲と霞で閉ざされていた。
またもやメギの真っ赤な実が有った。
先端部にわずかに残っている葉も忘れずに撮った
これも後で知った事だが、若い苗の葉は円形で、長い柄を
もっており、その長い柄の先端部に関節があって、ミカンの
葉のようになっていると書かれていた。
落ち葉の時には、葉身は落ちても葉柄は残すそうである。
これは複葉起源のもの(単身複葉)であると書かれていたが
私にはまだ良く意味がわからない。
さらに笹の覆われた階段をジグザグに上ると
回りに色づいたツツシの木が多くなってきた。
ツツジの頃はさぞかし見事な花街道になることだろう
ようやく花見ヶ原キャンプ場への分岐についた
道標には黒檜山0.2kmと表示されていた。
どういう訳か、辺りからシナモンの様な甘い匂いがする
山の中では嗅ぎたくない香りである。
一息入れていると、山頂の方から次から次へとグループ
登山の人たちが続いて降りてきた。
鳥居が見えたときは山頂かと思ったが、後から登ってきた人が
みんな通り過ぎてゆく、山と高原地図で調べると、御黒檜大神の
石碑が有るところは、山頂の手前で有った。
ツツジをかき分けるようにして進むと
すぐに道標が有って、大沼の登山口への分岐で、黒檜山まで
0.1kmの表示がある。
またもやツツジをかき分けるようにして進むと
やや開けた平地があり、ようやく山頂に到着した。
時間は11時28分だった。
黒檜山山頂の標柱、標高1828メートルの表示がある
周囲に木が生えているため、展望はあまり良くない。
回りは先着のグループがそれぞれ石に腰掛けて休んでいた。
そこへ奥から団体が到着して記念撮影を始めた。
どうも一人でのんびり休むスペースがない。
高原地図を見ると、さらに奥に北から西にかけての展望地
が有るらしい。
三角点の上でGPSのポイントを記録して、早々に展望地に
向かった。
展望地に着いたら、眺めの良い場所はやはり先客に占められ
ガスでコーヒーをいれている人の香りがたまらない。
こんなところで飲むコーヒーは最高だろう。
だがこちらもご覧のように雲と霞で遠くの山は見えなかった
晴れていたなら、初雪に輝く山々が見えていたことであろう。
展望地の右奥に、大岩が並んで立つ場所があり、石の祠もあり
木には黒檜山のプレートが掛かっていた。
こちらの大岩の前には誰もいないので、こちらで食事にする
事にした。
ガスは車においてきたので、サーモスのポットに入れてきた
お湯でインスタントコーヒーをいれた。
山の上で飲む暖かい飲み物は、精神も覚醒するが、疲れも
幾分和らげてくれるようだ。
同じサーモスでも山専と呼ばれるポットは冷めにくいと花友
が言っていたが、そうそう買い換えはできないよなー。
辺りには何故かヤマハンノキと思われる青い落ち葉が無数に
降り積もっていた。
急に冷え込んで、青いまま散ったのであろうか。
食事の後、もう一度展望地に行って大沼方面の写真を撮った
鈴ヶ岳の右奥に、うっすらと山が二つ浮かんでいる。
その部分を中心に撮った写真がこれである
だいたい同じ方向の展望図をつくって調べてみた
この展望図で見ると、上の写真の二つの山は、右が子持山
左が小野子山だと思えるのだが、どんなものだろう。
もし晴れていれば、24日に初冠雪が報じられた浅間山の
姿も見えたかもしれない。
最初の天気予報では、午前中は曇りという事だったから
見えなくても仕方が無いのであるが。
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今日は何が何でも最後まで書くつもりだったが、眠気には
勝てそうにもない。
修理に出した刈り払い機の修理が終わり、修理代を聞いたら
無料だと言う。
もしかしたら部品代が高価だったから、同情されたのかな
とりあえず追加の部品交換は無かったらしい。
来週は自治会の一斉草刈りだから、間に合って良かった。
明日からは筑波山麓秋祭りだし、書いてる暇が有るかなー。