大晦日になって、やっと念願の映画「沈まぬ太陽」を見て来ました。
高度経済成長の時代に、共に組合活動をした二人が、やがて会社側の切り崩しで
一人は左遷されてアフリカへ、一人は出世の為に組合を分裂させて重役の道へ。
やがて利益追求をするあまり、安全無視の運行が行われて、あの御巣鷹山への
ジャンボ機墜落という大惨事を引き起こします。
まさに人間の生き様が問われる物語でした。
同じ時代に組合活動で職場委員をやっていた経験もあり、人ごとは思えない
物語でした。
まるでこの映画さながらに、組合の切り崩しが行われ、多くの仲間が第二組合に
移っていった。
地方出身者が多かった職場では、田舎に転勤したい希望者が多く、第二組合に
入らないと転勤させないとか、昇級で差をつけるとか、ありとあらゆる手段で
分裂させられたのです。
その中で、己の信念を貫くのは至難のわざと言えるかも知れません。
定年退職するときに、その過酷な結果を突きつけられました。
他の職員と退職金の額が顔が青ざめる程違っていたのです。
ですからこの映画を見ていると、まるで自分の事のように感じてしまい。
涙が止まりませんでした。
一つ反省が有るとすれば、会社に逆らえば「差別されてもしょうがない」という
思いが自分の中にも有り、結果的には差別を容認してしまったことです。
差別は人を傷つけるばかりか、人そのものを否定する行為だと、差別
された経験者として感じます。
やはりあの時、もっと差別そのものを問題にすべきだったと思っています。
封建制の強かった明治時代に、福沢諭吉は言いました「人の上に人をつくらず」
民主主義と言われる今日でさえ、それは未だに夢物語です。
弱者切り捨ての福祉、ネットにあふれる個人攻撃、勝ち組、負け組と言われる
差別化、根底に有るのは人を人として認めない貧しい精神
競争社会では平等などというのは死語に近い。
黙っていれば、それを容認したことになってしまうから、私は折に触れて声を
上げてゆきたい。たとえ蟷螂の斧とて言われようと。
皆様、今年はどんな一年だったでしょうか。
私にとっては、激動の一年でした。
あわや実家が破産という危機も経験しました。
来るべき新年は、平和な年で有るように願っています。
皆様も健康で良い年をお迎え下さいね。
尚、連載の「思い出の登山・思い出の花・尾瀬」は、ボチボチ書いていく予定です。
高度経済成長の時代に、共に組合活動をした二人が、やがて会社側の切り崩しで
一人は左遷されてアフリカへ、一人は出世の為に組合を分裂させて重役の道へ。
やがて利益追求をするあまり、安全無視の運行が行われて、あの御巣鷹山への
ジャンボ機墜落という大惨事を引き起こします。
まさに人間の生き様が問われる物語でした。
同じ時代に組合活動で職場委員をやっていた経験もあり、人ごとは思えない
物語でした。
まるでこの映画さながらに、組合の切り崩しが行われ、多くの仲間が第二組合に
移っていった。
地方出身者が多かった職場では、田舎に転勤したい希望者が多く、第二組合に
入らないと転勤させないとか、昇級で差をつけるとか、ありとあらゆる手段で
分裂させられたのです。
その中で、己の信念を貫くのは至難のわざと言えるかも知れません。
定年退職するときに、その過酷な結果を突きつけられました。
他の職員と退職金の額が顔が青ざめる程違っていたのです。
ですからこの映画を見ていると、まるで自分の事のように感じてしまい。
涙が止まりませんでした。
一つ反省が有るとすれば、会社に逆らえば「差別されてもしょうがない」という
思いが自分の中にも有り、結果的には差別を容認してしまったことです。
差別は人を傷つけるばかりか、人そのものを否定する行為だと、差別
された経験者として感じます。
やはりあの時、もっと差別そのものを問題にすべきだったと思っています。
封建制の強かった明治時代に、福沢諭吉は言いました「人の上に人をつくらず」
民主主義と言われる今日でさえ、それは未だに夢物語です。
弱者切り捨ての福祉、ネットにあふれる個人攻撃、勝ち組、負け組と言われる
差別化、根底に有るのは人を人として認めない貧しい精神
競争社会では平等などというのは死語に近い。
黙っていれば、それを容認したことになってしまうから、私は折に触れて声を
上げてゆきたい。たとえ蟷螂の斧とて言われようと。
皆様、今年はどんな一年だったでしょうか。
私にとっては、激動の一年でした。
あわや実家が破産という危機も経験しました。
来るべき新年は、平和な年で有るように願っています。
皆様も健康で良い年をお迎え下さいね。
尚、連載の「思い出の登山・思い出の花・尾瀬」は、ボチボチ書いていく予定です。