ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

もう一度おかえりなさいを言うために見送っている我かもしれず

2023年05月28日 11時31分32秒 | owarai

恋歌

男女の恋愛に関する和歌や詩。
恋心の切なさをよんだ歌。

あかねさす紫野行き
 野守は見ずや君が袖振る

      額田王
(紫草の植えてある野や、立ち入り
禁止の野を、あちらこちらへと行っ
て私に袖を振って合図するあなたの
姿を、野の番人は見とがめないでし
ょうか)

紫草のにほへる妹を憎くあらば
 人妻ゆえにわれ恋ひめやも
      大海人皇子
(紫草のように美しいあなたを、
私が憎く思っているとしたら、
あなたが人妻であるのに、どう
して私が恋するでしょうか)

 

 


用のない自動扉の前に立つように別れて迎える明日

2023年05月28日 11時29分02秒 | owarai

恋は薄いほうがいい・・・

 

この”薄い”というのは、
恋愛自体を薄くしてしまう
という意味ではなくて、

気もちに余裕をもつという
こと。

恋愛に向かう気もちは百パ
ーセントだったとしても、

それを相手に表現するに
あたって、ある程度の節度
や自分らしさを保ちましょ
う、

ということです。

      ◇

「白いラビリンス」
熱い想いを冷ますのを
通り越し そのまま

フリージングしてしまう
ような雪もあるのだ

白さは 闇の夜を
浮き立たせ 赤裸々に

悲しみまで 暴いて
時として残酷だ

幼い日 あどけなく 白く
無垢だった 雪の世界は

大人になって さまざまな
想いで 見上げ 眺め

ただごとでない 白い吐息
つかせる

ただ あらがいようのない
白い世界は

すべてのもを 均一にする
威力を持っている

都会の雑多な色合いも
人々の 喧騒も 営みも

白という まっさらな 
色なき色と 音なき音で

時に残酷に 時にあたたかく
均一 平等に戻す
 

英雄とはなにか

2023年05月27日 12時54分25秒 | owarai
司馬遼太郎『国盗り物語』
の斉藤道三(美濃一国の城主)。

「国主になりたいものだ」
と乞食がつぶやいた。
ひとがきけば狂人とおもう
だろう。

が、乞食は大まじめである。
事実、この夜のつぶやきは、
日本史が永久に記憶しなけ
ればならなくなった。

「草の種ならば、種によって
菊にもなれば、雑草にもなる。
が、人間はひとつの種だ。
望んでのぞめぬことはある
まい」
司馬遼太郎『国盗り物語』

ソフトバンクの孫正義氏が
学生時代、日本マグドナルド
創業者の藤田田氏に熱烈に
アピールし指導を受け渡米し
事業をするきっかけとなった。

そのときの正義氏の口癖が、
“俺は日本一の豆腐屋になる”
と、
豆腐を数える単位一丁と一兆円
をもじり公言実行した。

「一瞬」

2023年05月27日 12時53分20秒 | owarai
あなたの笑顔の一瞬や
あなたの憂いの一瞬と
出会えた時

写真のようにこの感じを
忘れないように胸に刻む

思い出すために すこしでも強く
思い出すために すこしでも長く
悲しくもこの恋が純粋であるように
心をこめて
またあなたを思い出すために
 

『お待たせ』

2023年05月27日 12時07分04秒 | owarai
【お客さまからのお土産を
すぐ出すときに】
お客さまからいただいたお
土産を、その場ですぐに出すとき
は気をつかうものです。

せっかくいただいたものですから、
お出しして一緒に食べるのは決して
悪いことではありません。しかし、
何も言わず当然のようにお出しす
るのは失礼にあたります。

では、どのような言葉を添えれば
よいのでしょうか?

自分で用意したものを出すときの
ように、「お粗末ですが・・・・」
というのは、もちろん厳禁。
お客さまからいただきものですか
ら、それに敬意を払った表現をし
なければなりません。

こうしたケースでは、「いただき
もので恐縮ですが」と言ったりも
しますが、最もふさわしいのは
「お待たせ」という言葉でしょう。

これは「お待たせもの」を略した
言葉。お客さまが持っていらした
お土産や贈り物を表す「持たせ」
に、丁寧語の「お」をつけた言葉
とされます。

「お待たせで恐縮ですが」「お待
たせで失礼いたします」という
ひと言を添えてお出しすれば、
失礼になりせん。
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「はじまりは、突然」

2023年05月27日 12時05分32秒 | owarai
大好きな人の瞳の中に
とまどう自分を見つけた
とき

流れの早い川に押し流されて
いくような感じがした
片思いでなくなたとき
そんなふうに喜びと悲しみが
同時にやってきました

私は流れに逆らって
水面に張り出す枝をつかもう
とするけれど
指先に弾けて小さな痛みが
残るだけ

だけど同じ流れの中にいる
あの人を見つけたとき
私はあの人の気持ちを知り
ました

『やさしい月夜』

2023年05月27日 12時04分34秒 | owarai
2019年11月30日 12時32分28秒 | owarai
階段が
アサガオのつるのように
のびている
その先端にひとつずつドアを
こさえて

ドアは閉じている
だが私たちはそれを開けるだろう
言葉の迷路に迷いこんだら
言葉を捨てればいい

ゆるやかにカーブは閉じていく
ふり返れば道はない

夜空に
アサガオのつるのようにのびて
いる階段が

夜空に
すみきった青い月の色にてらされて
いる
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あなたが求めているものは、何?

2023年05月27日 12時02分56秒 | owarai
空になったグラスを手に、あなたは
ベットから抜け出して、裸足でキッ
チンへと向かう。溶けかかっている
氷の山にウオッカをつぎ注ぎ足した
あと、思いついて、生クリームを
少しだけ、加えてみる。

「意外だと思われるかもしれませ
んが、ウオッカみたいな強いお酒
と生クリームって、相性がいいん
ですよ。美女が生クリーム、野獣
がウオッカでしょうか」

いつだったか、どこかのバーで
飲んでいた時、若くてハンザム
なバーテンダーが、
「試作品ですが、よろしければ
どうぞ」

と、差し出してくれたカクテル。
名前は忘れてしまったけれど。
ひと口含んで、舌の上で転がす
ようにして味わいながら、あなた
はその場面を思い出す。

そうだった。私はあの夜、学生
時代の友人、純子と一緒に飲ん
でいた。どこから、そういう
話しになったのか、前後のいき
さつは覚えていないけれど、
私たちはふたりで「不倫談義」
に花を咲かせていた。

「不倫なんて、絶対にいやよ。
断じて許せない。不倫している
人とは友だちでいたくないし、

できれば仕事も一緒にしたくな
いわね。だって、なんだか心の
底からその人を信頼できない気
がするもの。それに、誰かを裏
切ることでしか手にできない恋
なんて、悲し過ぎる」

鼻息も荒くまくし立てた私に、
アメリカから一時帰国した女
はふんわりとベールをかぶせる
ように言った。

「そうね、私もそう思う。悲しい
恋は、できればしたくないなって。
でも、そうは思っていても、思って
いるからこそ、人は時々、思ってい
ることとは正反対のことをして
しまうこともあるものよ。

あなただって、いつか・・・・・」

私は女の言葉を明るく笑い
飛ばして、そのつづきを遮った。
「馬鹿なこと、言わないでよ。そん
なこと、私には金輪際、ありえない
わ。あるわけないじゃないの」

そう言って、会話の糸をそこで
断ち切ってしまった。
けれども今、あなたは痛いほど、
認めている。友だちが言っていた
ことは、正しかった。

もしかしたら彼女にもそんな経験
があったのだろうか。

好きになってはいけないと
思っているからこそ、好きに
なってしまう。まるで自分の
人生からしっぺ返しを受けて
いるような、

あるいは、ふいに自分の人生
が宙吊りになってしまったよ
うな状態に、もしかしたら
あの頃、陥っていたのだろうか。
彼女も、今の私と同じように。

声が聞きたいと、あなたは思った。
切実に、彼女と話しがしたい、
今こそあのつづきについて、語り
合いたい、と。

アメリカ東海岸は今、何時なの
だろう。思いながら、あなたは
グラスに残っていたお酒を飲み
干した。

「ひとは・・・」

2023年05月27日 12時01分52秒 | owarai
人間はみんな心の奥底はとても
弱くていい人だから
そんなに弱くていい人の心だけで
すべてのことに接すると

物事のすすみぐあいが悪いので

いじわるでこわい人のおめんと
つめたくて自分勝手な人の服と
やきもちでわがままな人の靴と
気まぐれでけちんぼな人の帽子と

うわさ好きでウソつきのカバンを
もって

もっといろいろな そう うっかり
気にいられないためのたくさんの
種類のバッジをいっぱいつけて
生きている

ああ だからね
だれからも好かれないようにと気
くばる必要のない所では
心から愛してうちとけた
恋人の前とかでは
 

「不幸のシナリオ」

2023年05月26日 13時03分52秒 | owarai

『知らないうちに「不幸の
シナリオ」を書いてしまう
パターン』
恋愛でも同じことがいえます。
「アイムノットOK」という
人は、恋をするたびに、最後は
やはりフラれるのではないかと

思ってしまいますから、相手が
別の女性とちょっと話をしてい
るだけでも、「あなた、私と別れ
ようと思ってるでしょう?」な
どと、つい口にしてしまいます。

そして、その次の日も、「やっぱ
り私のこと、もう飽きたんじゃ
ない?」などと言うものですから、

「君みたいなしつこい人とはもう
つき合いたくない」と、本当に
フラれることになる。

どれほど自分が愛していても、
また相手が献身的であって
も、最後は自分をフるように
しむける、そんなシナリオに

自分で変えていってしまうの
です。まさかと思うかもしれ
ませんが、現実には、こうした
タイプの人はけっこう多いので
す。

仕事でも勉強でも、成功体験の
乏しい人は、「やっぱりダメだわ」
といって途中であきらめてしまう
ので、成功からますます遠の
いていきます。成功しないか
らまた自信を失う。結局、悪
環境におちいってしまうわけ
です。

逆に言うと、そうした悪環境
を途中で断ち切る“武器”が
ないということになります。

子どもの頃どんな育てられ方
をしたかが、この悪環境を
断ち切る強力武器=

「自分も捨てたもんじゃない」
という自信の核になると私は
思っています。

たとえば、雛祭りや端午の節
句のときに決まった“行事”
を家族でいとなんだ、などと

いう一見ささいなことが、
意外のそうした自信の土台に
なっています。

「その日はかならず、雛壇の
前で甘酒と雛あられを食べた」
でも、「家族でファミレスに
行った」でもいいのです。

こうした経験のある人は、心
の底に「自分は愛されている、
愛されるに足る存在である」と

いう自信がしっかり育っている
ので、何かを始めたとき途中
で苦しい状況におちいっても、
投げたりすることはないので
す。




「前奏は、光こぼれる春の午後に始まった」。

2023年05月26日 13時01分27秒 | owarai
わたしを束ねないで
あらせという花のように
白いネギのように
束ねないでください

わたしを止めないで
高原からきた絵葉書のように

わたしを名付けないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつけ
られた座に
座りきりにさせないでください

わたしは風
りんごの木と泉のありかを知って
いる風

わたしを区切らないで
コンマやピリオド いくつかの段落で

そしておしまいに「さよなら」が
あったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください

わたしは終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく 拡がっていく
一行の詩