余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

LOVE

2021-04-18 00:11:06 | 写真の扉の詩
窓ごしにいる君は両手をぱたつかせ
大きな瞳には愛ときらきらを
僕に見せた「LOVE」の人文字
驚きと興奮を沸騰させて
髪なんかまきまき状態
ぱちくりぱちくり目をぱたつかせ
いつでも君は飛び跳ねてばかり
ふくらんだ胸も一緒に踊り
猫の目と口は細くなる
みていた僕は君のとりこさ
ふわふわとした君の肌は
愛のたっぷりつまった肌で
自然と体温が上昇する
(君は春の人みたいだね)
照れくさそうにうつむいて
そっと寄りそい手をにぎる
手と手の間にはどきどきの渦が巻いていて
すぐに手はとろけていく

愛の形を知る君はおもむろに僕をみつめ
恋の歌を知る僕は音をかくして
愛の中から恋を手に取りぱたぱたする
かわいい君は愛を抱き
愛の中で僕は転んで転がりころころと
どこまででも丸のように転がっていく
愛の側でしか寝たことない君は僕の隣
愛の中の僕はちょっと変

愛ってもしかして君のこと
  もしかして愛って君のこと
    君って 愛って もしかして

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