アイヌのお祈りをしたとき、火のそばに寄るのは男性であった
神事に男性を表に出させるのは、男性が癒される対象であったから
狩りをする際の生き物の、断末魔を聞いているから、
それは、魂の奥の奥にまで入り込んで傷をつける声だろう
直視していないが、夫が見ていた動画の中の、狩られる狐の苦しみの声が、そばにいる私の耳に入ってきて、それだけで、心が痛いと苦しんでしまう
生活のため。生きるため、家族を守るため、戦乱を駆け抜けていた男性たち
どれだけ心傷ついてたことだろう
あえてそこに身を置いて、使命を全うしたとて、本当の幸せと、いえるだろうか
単に次の世代へバトンするためだけのコマにしかすぎなかったか
負けても勝っても、永遠の安息などなかっただろう歴史がある
自分自身に愛を送ることを最近やっと覚えたけれど、
男をどうも信用できない私が、やるべきことは、男性へも愛を送ることを、今までお疲れ様でしたと、そう言って、愛をおくってあげようかな
戦いはもうやらない、そう思ったのに、龍神と、戦う羽目になって、なんで、ここにきてまで、戦うんだ?と、
夫は、ヤマトタケル は、人様の前で、一度だけ泣いていた
男性は、どうやら愛が、欲しいらしい
親の手から離れたら、今度は妻から、愛を欲しがってしかたがなくなるのかもしれない
今世だけでない、長い魂の歴史の中で、深い傷を負ってきたそのなごりがまだあるのかもしれない
世界中の男性が、どうぞいやされますように
世界中の女性が、どうぞ深く愛されますように
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