枝豆の現在
野良猫だった枝豆と、元いた猫たちとは現在も隔離中。白が亡くなったことなど枝豆はつゆ知らず。
私が台所に立つとすぐにどこからともなくやってくる。足元をうろうろするからすぐに蹴っ飛ばされちゃう。そうしながらいつも私のそばに居ようとする。
だが私には元いる猫たちとも交流しないといけない。自分の部屋に戻るとそこには小豆とクウ。この二匹は自由に外に出るのだが、最近おかしいことが。
白が亡くなって以来、小豆が遠出をしなくなったのだ。なんだか目は死んでいるような、なんていうか覇気が感じられない。私の部屋で眠っているかと思えば、外に出る時もある。が、自宅の屋根に上っていたりで、遠くには以前のように行かないのである。
これって猫の世界のうつ病でないよね。ちょっと元気がなくなったからやる気がうせたとか。白が少し足を延ばして車の往来のある道路まで行って、交通事故にあったから、自分はそうしないようにしているのだろうか。
遠くにいかないでいる小豆は実に結構なことなのだが、前のようにまた覇気のあるメス猫に戻ってほしいな。今までは白に遠慮していたのに今ではやたら甘えてきてくれる。本当に可愛い。本当に愛おしい。本当に大好きだよ。寓話の「星の王子様」の本を題材に、先日テレビで演説していたオリラジのあっちゃん。私は知らない本であったけれど、感動したよ。主人公のどこぞの星の王子様が、自分の愛した一本のバラが、実は地球にはたくさん咲いてあった。でも、自分が大事にしていたバラは、この世に一つしかない特別な自分のバラだと気づいた(らしい)
だ、よ、ね~。たくさんの猫がいるから一匹の猫が死んだからと言ってたいしたことない。なあんてのは嘘だよね。私が愛した猫、白は私にとって特別な猫。かけがえのない存在だったし、今もそう。
自分の子供もそうだよね。地球上にはたくさんいる子供のなかで、自分の子供は特別なんだわ。そう、私にとって。私にとって特別な愛すべき存在。
愛する対象が私の周りにいてくれる。私は恵まれているのね。気づかさせてくれてありがとう。愛することで私自身が愛に囲まれていたんだな。枯渇しないで来れたのは一番に子供たちがいたからだ。それにさらに色づかせてくれたペットたち。ありがとう。ありがとう。感謝します。