心の赴くままに…

夫婦二人でのんびり、気楽に~

読書

2014-05-03 21:58:35 | 日記

予報ほど気温も上がらず日陰は23℃。

樋口明雄著『標高二八〇〇米』

先日『約束の地』を読んだとき、とても難しい文言を使って表現する作家さんだなと思ったけれど
今回のこのは判り易く読みやすかった。

原発に関するこれから先に起きそうな事への啓示のような内容。
人間が便利さと引き換えに原発を作ったことでどんどん溜まる核のゴミ。
ある時何かが起きて標高2800米から下に居た人類が消えてしまう。
やがてそれより上にいた人々も地球全体が核に汚染され息絶えていく。
主人公の意識、または想像の中で作り上げられた現象のようなものなのかな??

さて、現実の今の状態は原発は全て止まっている。
使用済み核燃料はどうするつもりなんだろう。
九電は再稼働を急ぎ過ぎているきらいがある。
「困ったものだ」だけでは済まされないんだけど
このまま、いい加減なところで見切り発車ってことにならなければいいけど…