老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

「京都歴史ロマン~一千年の恋人たち」

2011年10月25日 | 平安時代の京都

一千年の恋人たち―京都歴史ロマン 一千年の恋人たち―京都歴史ロマン
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:1997-11

鴨川の河原に等間隔に若い男女が並んだ光景、

を例にとるまでもなく、今も昔も、

京都は、無数の男女が出会ってきた「恋の街」、でもある。

冒頭の、「京都歴史ロマン~一千年の恋人たち」は、

平安から幕末まで、

千年の都、京都の街に華咲いた、

そんな数々の恋物語うち、

代表的な、17の恋の物語(ラヴ・ストーリー)を選んで、

ゆかりの史跡などとともに紹介した本。

この本を片手に歩けば、

京都という街の、少し違った素顔、

が見えてくるカモ !

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「京の八百歳(やおとせ)~冷泉家歌ごよみ」

2011年09月06日 | 平安時代の京都
冷泉家歌ごよみ―京の八百歳 冷泉家歌ごよみ―京の八百歳
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2006-01

冷泉貴美子さんが、

藤原俊成、定家以来800年続く冷泉家の年中行事を、

和歌とともに紹介した文集。

かつて、「京都新聞」に連載されたもの。

冷泉家・蔵番ものがたり―「和歌の家」千年をひもとく (NHKブックス) 冷泉家・蔵番ものがたり―「和歌の家」千年をひもとく (NHKブックス)
価格:¥ 1,124(税込)
発売日:2009-08

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「平安京遷都」(岩波新書)

2011年08月14日 | 平安時代の京都
平安京遷都〈シリーズ 日本古代史 5〉 (岩波新書) 平安京遷都〈シリーズ 日本古代史 5〉 (岩波新書)
価格:¥ 840(税込)
発売日:2011-06-22

冒頭に掲げたのは、岩波新書の、

「日本古代史」シリーズの一冊として収録された、

川尻秋生さんという方の書かれた、「平安京遷都」。

最新の研究成果が踏まえられており、

京都(平安京)の成り立ちを確認するのに、

最適ですよ !

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「空海~花ひらく密教宇宙」(芸術新潮)と「いま知りたい空海と密教」(Discover Japan)

2011年07月26日 | 平安時代の京都
芸術新潮 2011年 08月号 [雑誌] 芸術新潮 2011年 08月号 [雑誌]
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2011-07-25
Discover Japan (ディスカバー・ジャパン) 2011年 08月号 [雑誌] Discover Japan (ディスカバー・ジャパン) 2011年 08月号 [雑誌]
価格:¥ 980(税込)
発売日:2011-07-06

東京国立博物館(平成館)で、

「空海と密教美術展」

が開催されていることもあって、

「芸術新潮」が、8月号で、

「空海~花ひらく密教宇宙」という特集を、

また、「Discover Japan」が、

同じく8月号で、

「いま知りたい空海と密教」という特集を、

それぞれ組んでいる。

空海さんといえば、

京都という街が誕生した平安朝初期に、

縦横無尽の活躍をした、

ダ・ヴィンチを凌ぐとも云われる、

万能の天才、、、。

この夏は、上野の森で、

この日本民族が生んだ最大の巨人の足跡でも、

たどってみようか、、、。

【法然特集の芸術新潮・4月号(↓)】

芸術新潮 2011年 04月号 [雑誌] 芸術新潮 2011年 04月号 [雑誌]
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2011-03-25

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「中西進と歩く百人一首の京都」

2011年06月18日 | 平安時代の京都

中西進と歩く百人一首の京都
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2007-11

国文学者・中西進さんが、

百人一首のなかから19首を選んで、

京都(周辺)のゆかりの地を訪ねて綴ったエッセイ。

専門の万葉の世界ではないので、

のびのびと筆を運ばれているのが印象的な一冊。

百人一首の作者たち (角川文庫ソフィア)
百人一首の作者たち (角川文庫ソフィア)
価格:¥ 740(税込)
発売日:2005-11-25

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天神様の誕生~「北野天神縁起を読む」~

2011年06月07日 | 平安時代の京都

北野天神縁起を読む (歴史と古典) 北野天神縁起を読む (歴史と古典)
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2008-10

菅原道真公というと、早良親王とならぶ、

平安京の怨霊信仰の双璧であるが、

その菅原道真公の生涯と神格化のプロセスを描いた代表的な絵巻が、

『北野天神縁起』。

冒頭の、「北野天神縁起を読む」は、

その『北野天神縁起』を、

一つの文学作品として取り上げ分析した、

同志社大学文学部教授・竹居 明男さんの著作。

天神様(菅原道真公)という、

スーパー・ヒーローがどのように誕生したのか、

がよく分かりますよ !

菅原道真 (西日本人物誌12) 菅原道真 (西日本人物誌12)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:1999-07

天神 菅原道真 (学研M文庫) 天神 菅原道真 (学研M文庫)
価格:¥ 651(税込)
発売日:2001-09

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「源氏物語の京都を歩く」

2011年05月31日 | 平安時代の京都

『源氏物語』の京都を歩く (PHP新書) 『源氏物語』の京都を歩く (PHP新書)
価格:¥ 998(税込)
発売日:2008-12-16

京都というのは、いろんな歩き方のできる街だ。

上に掲げた、「源氏物語の京都を歩く」は、

源氏物語の舞台とし京都を捉え、

京都の随所に残る、

源氏物語ゆかりの地を紹介した京都ガイド。

京都を、源氏物語の街と考えると、

普段と違った、

京都の別の顔が見えてくるかもしれませんよ !

源氏物語の京都案内 (文春文庫) 源氏物語の京都案内 (文春文庫)
価格:¥ 780(税込)
発売日:2008-03-07

源氏物語を歩く (楽学ブックス―文学歴史) 源氏物語を歩く (楽学ブックス―文学歴史)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2008-10-17

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「新古今集~後鳥羽院と定家の時代~」

2011年02月01日 | 平安時代の京都

新古今集 後鳥羽院と定家の時代 (角川選書) 新古今集 後鳥羽院と定家の時代 (角川選書)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2010-12-25

和歌の黄金時代といえる、

新古今和歌集の歌人たちの時代を描いた、

田渕句美子さんの、新著、、、。

十六夜日記 (物語の舞台を歩く) 十六夜日記 (物語の舞台を歩く)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2005-05

阿仏尼 (人物叢書) 阿仏尼 (人物叢書)
価格:¥ 2,205(税込)
発売日:2009-11

和歌を歴史から読む 和歌を歴史から読む
価格:¥ 7,140(税込)
発売日:2002-10

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京都の石碑・巡り~「延勝寺跡」(京都・左京区・岡崎成勝寺町)~

2010年10月29日 | 平安時代の京都

平安末期の院政期、京都・岡崎の地には、

勝の字のつく、6つのお寺が建造された。

それらは、総称して、

六勝寺と呼ばれるが、

冒頭・下段の写真は、そのうちの1つ、

岡崎疎水の脇(京都市勧業館の西側)に立つ、

「延勝寺跡」の石碑。

京都石碑探偵 京都石碑探偵
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2004-12

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「平安遷都と鴨川つけかえ」

2010年07月17日 | 平安時代の京都

平安遷都と鴨川つけかえ―歴史と自然史の接点 (自然史シリーズ (No.1))
価格:¥ 2,039(税込)
発売日:1988-07

平安京造成時に、鴨川がつけかえられた、という説の真偽を、

地質学者の、横山卓雄さん(同志社大学教授、当時)が、

わかりやすく論証した本。

現在の位置の鴨川が、人為的な作為の産物なのか、

自然の営みの産物なのか、を、

一線の地質学者が、可能な限りの客観的事実をもとに、

1つ1つ解き明かしていく様は、ミステリーさながら。

謎解きの知的興奮が味わえる良書ですよ !

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大塚ひかりさんの、源氏物語、の世界(その2)

2010年04月23日 | 平安時代の京都
源氏の男はみんなサイテー (ちくま文庫) 源氏の男はみんなサイテー (ちくま文庫)
価格:¥ 882(税込)
発売日:2004-06-10
カラダで感じる源氏物語 (ちくま文庫) カラダで感じる源氏物語 (ちくま文庫)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2002-10

(「その1」から続く)

大塚ひかりさんの、源氏物語全訳、

とにかくノリがいい。

まるで、ケータイ小説でも、読んでいるようだ。

想えば、現代日本女性が、ケータイによって、

爆発的に表現を開始したように、

紫式部や清少納言など、

平安期の女性は、

かな文字の使用によって、

堰を切ったように自己表現を開始したのだろう。

そういう意味で(文明史的に考えれば)、

現代と平安時代、

状況が似ていなくもない。

(続く)

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「桓武天皇の謎」

2010年02月24日 | 平安時代の京都
本当は怖ろしい万葉集 壬申の乱編 (祥伝社黄金文庫)
本当は怖ろしい万葉集 壬申の乱編 (祥伝社黄金文庫)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2008-06-12

本当は怖ろしい万葉集―歌が告発する血塗られた古代史 (祥伝社黄金文庫) 本当は怖ろしい万葉集―歌が告発する血塗られた古代史 (祥伝社黄金文庫)
価格:¥ 630(税込)
発売日:2007-02

この人がいなかったら、

現在の京都は無かった、

という意味で、

京都という街にとっての、

最大の功労者は、

もちろん、

平安京遷都を敢行した、桓武天皇。

ところが、

桓武帝について、知ろうとしても、

あまり、手頃な本がない。

そんな中、

「本当は怖ろしい万葉集」、の著者の、

小林惠子(やすこ)さんが、

昨年12月、「桓武天皇の謎」

という本を出された。

海を渡る国際人 桓武天皇の謎
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-12-01

小林さんは、

渡来史観とでも呼ぶべき、

独自の歴史観で、

次々に、古代史を書き変えている方。

桓武帝について、

のみならず、

京都という街に潜む、

異文化的なもののルーツが分かる、

随分、面白い本ですよ !

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京都の歴史~「平安京の風景」(上田正昭監修)~

2009年05月05日 | 平安時代の京都

平安京の風景―人物と史跡でたどる千年の宮都 (古代の三都を歩く)
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2006-09

文英堂という出版社から、「古代の三都を歩く」という、三部作が出ている。

ここで、ご紹介するのは、その平安京編。

監修は京大名誉教授の上田正昭さん、執筆は京都産業大学教授の井上満郎さん。

平安京への遷都から、武家政権に移行する源平の時代までの歴史が、その時代に生きた人と史跡を中心に綴られている。

一流の歴史学者が書いただけに考証もシッカリしているし、学者が書いたにしては、随分面白い !

ウンチク・ネタも豊富に盛られており、

たとえば、和泉式部が住んだと云われる誠心院が、今の新京極三条下ルの誓願寺ではなく、吉田山の東側、岡崎通沿いにある、東北院というお寺にあったこと、

その東北院には、式部が愛でたという梅ノ木が現存している(???)ということなど、

本書を読んではじめて知ったことも数多い。

通り一遍の京都本は卒業された方にオススメ。

【追記】

「古代の三都を歩く」シリーズには、このほか、「平城京の風景」、「難波京の風景」、がある。

平城京の風景―人物と史跡でたどる青丹よし奈良の都 (古代の三都を歩く)
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2005-10

難波京の風景―人物と史跡でたどる大阪のルーツ (古代の三都を歩く)
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:1997-09

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京都を創った帝~「桓武天皇」(三田誠広著)~

2009年05月02日 | 平安時代の京都

桓武天皇―平安の覇王 桓武天皇―平安の覇王
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2004-06

三田誠広さんに、「桓武天皇」、という歴史小説がある。

タイトル通り、桓武帝の波乱の生涯を描いたもの。

桓武帝が、平安京遷都を決断し実行した帝であること、平安神宮に祀られた祭神であること、などは、京都人や京都ファンなら、誰でも知っていることだが、

それ以上のこと、たとえば、桓武帝その人の生涯や桓武帝を取り巻いていた政治情勢等となると、あまり知られていないのではないか。

「あとがき」によると、三田さんは、「京都という街は、どのようにして築かれたのか」、という問題意識で、この小説を書き始められたらしい。

確かに、この小説は、京都という都市の始源の物語、としても読める(→たとえば、平安京遷都以前の、荒涼とした、京都盆地の風景が、繰り返し描かれている)。

最澄(→比叡山)、空海(→東寺)、早良親王(→御霊神社)、など登場人物も凄い。

京都ファンには、必読の一冊ではないか ?

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「後白河院」(井上靖著)

2009年04月22日 | 平安時代の京都

先日、後白河帝を主人公にした、安部龍太郎さんの、「浄土の帝」という小説をご紹介したが

井上靖さんにも、 「後白河院」 という作品がある。

後白河院 (新潮文庫) 後白河院 (新潮文庫)
価格:¥ 420(税込)
発売日:2007-07

この小説は、4部からなり、平信範(第一部)、建春門院中納言(第二部)、吉田経房(第三部)、九条兼実(第四部)、という後白河院の周辺にいた、4人それぞれの語りによって、後白河院という謎に満ちた個性を浮かび上がらせようとした作品。

なにやら、芥川龍之介の「藪の中」という作品にも似ていて、この小説を読んでも、結局、後白河院というのが何者なのか、読者の謎は深まるばかりなのだが、それがまた、この小説のたまらなく面白いところでもある。

(参考図書)

見果てぬ夢―平安京を生きた巨人たち 在原業平・平清盛・後白河院・後鳥羽院 (日本を見つける知の探訪) 見果てぬ夢―平安京を生きた巨人たち 在原業平・平清盛・後白河院・後鳥羽院 (日本を見つける知の探訪)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2005-09

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